『天才マックスの世界』見た

7時半起き。

キーボードで、ブルグミュラーの練習をする。本物のピアノと違ってタッチに違いがあるのを、最近強く感じる。どうせ下手だけど本物が欲しい。とはいえ、音が出せんので買えん。

降ったりやんだりうんざりの日が続く。今日も、ちょっと1時間出かけている間に、曇って晴れて雨が降った。梅雨明けは週明けらしい。

トマトの生育状況は最悪。うちの環境だと6月下旬から7月半ばまでが、日当たり的にもっとも生育に適しており、一昨年はその期間にわんさか採れた。昨年はその期間ずっと雨で、その後収穫はできなかった。今年も同じ状況で、実は全然大きくならず、実の上下についている葉は枯れ始めている。

入れていた予定がキャンセルになり、気が抜けた。夜、レモンサワーを飲み、マックチキンナゲットを食べた。

『天才マックスの世界』見る。ウェス・アンダーソン監督の長編2作目。
マックスを演じるジェイソン・シュワルツマンは、『グランド・ブダペスト・ホテル』で、作家が回想している時点のベルボーイ役で出ていた。
マックスは、興味があることに手を出しまくるオタク気質の高校生で、女教師に恋をして暴走するというのが大まかなあらすじだった。
ただ正直いって、マックスに惚れられてしまう女教師には同情してしまった。奴のやり方はストーカーに近いし、恋愛感情が幼すぎる。にもかかわらず、実行力がハンパないのだ。
女教師を演じるのがオリビア・ウイリアムズで、彼女のことを好ましく思うためマックスのライバルとなってしまう理事長がビル・マーレイ。
オリビア・ウイリアムズは、撮影当時アラサーで、未亡人の色気みたいなものをまとっていた。『ハンナ』ではシアーシャ・ローナンの母役を演じていたらしいので見返してみると、十数年分年をとった彼女がいた。
その後、シアーシャ・ローナン主演の『エンバー』をちょっとだけ見返すと、ビル・マーレイが出てきた。市長役だった。ああ、この人だったか、と思った。
『天才マックスの世界』では、ウェス・アンダーソン監督自身もカメオ出演していた。

『ヒグマと老漁師』再放送の録画を見た。
知床で長年漁業をやっている老漁師が、近づいてきたヒグマを「コラ」と叱って追っ払う映像が衝撃的だった。怒られたヒグマが本当にそそくさと逃げていくのだ。奇跡を見るようだった。
半世紀以上その地で漁をしているのに、一度もヒグマに襲われたことはないらしい。「絶対に真似しないでください」とテロップが流れたが、そりゃそうだろう。
ユネスコから調査団が訪れ、アメリカ人の博士が橋と道路の撤去を求めるシーンがあった。番組的にヒール扱いになっていたが、ヒグマと人間は一定の距離をおくべきという博士の意見は、まあ、わかる。
わかるけれども、老漁師の存在によって奇跡的に成り立っている共生についても、考慮すべきではないかと思う。後継者がいるならともかく、老漁師がいるうちは、その共生バランスを壊さない方がいいと思った。