赤信号でホッとする

猛暑日が続く。8月に入ってから、今週が一番暑いのではないか。

午後2時半から走りに行く。わざわざ一番暑い時間を狙って走るのは、たくさん汗を出したいからだ。コースは、馬橋通りを北上し、都立家政から鷺ノ宮を回り、中杉通りを南下。8キロ。

5月から糖質制限を始めたのですでに三ヶ月が経過している。6月頃はちょっと走るだけでもキツかったが、最近はそうでもない。が、びゅんびゅん飛ばして走れるほど、パフォーマンスが向上してもいない。この一年で一番速く走れていたのは昨年の11月半ば頃だと思うが、その頃と比べて10パーセント減といった感じだ。

それよりも、心が折れやすくなっているのではないかということが気になる。信号が赤になるとホッとして休んでしまう。バリバリ走っていたあの頃の自分なら「チッ」と舌打ちしていたのに。あの頃っていつだ? 2010年から2012年頃だろう。

目論み通り、たっぷりと汗をかいた。明日、健康診断なので、ビールは飲めなかった。代わりに炭酸水で代用したが、炭酸水でも意外と満足できた。

心が折れやすくなっていることをはっきりと感じたのは、昨年11月に松戸で走ったマラソンの時だった。片道2.5キロの道を8往復するレースだったが、参加者が20人に満たないので、走っているうちにランナーが散らばり、20キロを過ぎたあたりでは、たった一人で走っているみたいになった。

周りに人がいないと簡単に心が折れた。

これはつまり、人が見ていないと頑張れないという、自分の資質によるものだろう。板橋Cityマラソンなどは参加者が1万人以上いるから、周囲にランナーがいなくなることはないし、沿道で応援してくれる人も多い。心が折れそうになっても、折れたところを見られるのが恥ずかしいという心理が働く。そういうランナーは他にいるんだろうか?

松戸のレースでは、辛さに耐えられる時間が短くなっていることも感じた。以前ならもっと粘っていたのに、しんどさに対して敏感になっていた。

今年は峠走を何回もやり、都度、しんどさに身をさらしてきた。しかし、そのトレーニングが長距離走に生かされていないようだ。現に今日も、赤信号でホッとして休み、青信号では舌打ちしていた。だめになったなあ。

やはり、近々なんらかのレースにエントリーするしかないだろう。とにかく結果を出さないと、このままズルズル落ちていくような気がする。