下田へ

6時半起き。朝飯にベーコンエッグ。7時半に実家を出る。

中野経由でいったん帰宅。自転車で吉祥寺へ。車を借り、環八から東名へ。
海老名で小休止し、伊豆縦貫の月ヶ瀬で下り、道の駅で昼飯に椎茸カツカレーを食べる。その辺りは雨が降っていた。テラスから狩野川を見下ろせたが、雨だったので建物の中から遠目に見た。

リモート関連の電話連絡をしてから、再び車に乗る。

3時過ぎ、九十浜を目的地にしていたが、その先の瓜木まで進んでしまった。土地勘がないので500円の駐車代を払い車を止めた。

歩いて九十浜方面に戻る。来た坂道を上って5分ほど進むと、無料駐車場の入り口を見つけた。更衣室とコインシャワーもあった。九十浜はそこから急な坂を下りていくとあるらしかった。

坂道ランニングなど絶対に無理そうな急坂をおりた。傾斜は急だが、距離はそれほど長くなかった。九十浜には何人か泳いでいる人がいたが、レンタル店は閉店していた。

ビーチの幅は100メートルもなく、岩場に区切られてさらに小さいビーチが隣に続き、その隣は船着き場と防波堤だった。防波堤はところどころ崩れていた。先端まで行くと、左にビーチが見えた。小さい湾のいちばん奥まったところがビーチというわけだった。波は小さく、水はきれいだった。

下りてきたのとは別の坂をのぼり、無料パーキングのところに戻った。距離は短くても傾斜が急だったため、汗だくになった。

瓜木のパーキングに戻り、海を眺めた。雨はやみ、向かいに大島、利島、新島が見えた。そういえば昔大島に行った時、波浮港の網元のお屋敷が観光用に保存されており、その説明書きに、大島の建築は下田の影響があると書いてあった。技術と文化と踊り子が、下田を経由して波浮港に渡ったというわけだ。

4時になっていた。そこから宿までは10分少々で着く距離だった。しかし、チェックインが6時だったので、そんなに色々見ては回れなかった。

とりあえず伊豆急下田駅そばの宿に向かい、駐車スペースを確認した。それから、道路標識に書いてあった「ペリーロード」へ、とりあえず行ってみた。

天気は午後4時くらいから晴れていた。公園近くの駐車場に車を止め、港に沿ってフラフラ歩いた。ペリーの像があった。青空を背景に写真を撮ると、70年代ロボットアニメの秘密兵器みたいになった。侵略者によって地球が危機に瀕している時、わたしの名を叫べとペリーの像が主人公に語りかける。「ペリー!」と叫ぶと下田の海底から黒船が現れ、ペリーの像と合体して巨大ロボに変身する。技の種類は多彩だが、どの技も頭に「開国」とつくのがウザい。

イオン系スーパーで酒を買い、下田公園で5時過ぎまで時間をつぶした。それから宿にチェックインし、夕食を食べに『魚河岸』という店に行った。

生ビールと金目鯛の煮付け定食を頼んだ。金目鯛は脂がのっていて甘く、タレも美味だった。おかずとしてご飯と一緒に食べ、ビールを飲み終えてから冷酒を注文し、ご飯がなくなってから残った金目を冷酒のアテにして食べた。

部屋に戻り、シャワーを浴びてから、スマホでブログ更新をする。しかし、Wordpressのブロックエディタの調子が悪く、日本語変換を確定すると改行して新しいブロックに移動してしまう現象が起きてしまった。エディタのせいなのか、Bluetoothキーボードのせいなのかわからず、ネットを検索しても類似の症状はヒットしなかった。
面倒になり更新をやめ、Youtubeを見ながらビールを飲んだ。
10時過ぎ、追加の飲み物を買いに外に出ると、町は真っ暗になっていた。ローソンで飲み物を買い、ふらふらと川べりを歩いた。真っ暗な町を歩くとなぜか気持ちが落ち着いた。そういえば高校生の頃から、真夜中の町を歩くのが好きだったことを思い出した。

12時過ぎ就寝。