石ころ探し

7時半起き。
昨日買ってきたヒレカツで久しぶりにカツ丼を作って食べた。昨年買った親子丼鍋と蓋のおかげで卵とじはうまく出来たが、カツは肉が薄く、ヒレ肉自体柔らかいので、衣を食べているのか肉を食べているのかわからなくなってしまった。

9時過ぎまで『乗馬』を練習。10時に師の家へ。今週は進歩なし。

帰りにドラッグストアで買い物。いつも11時くらいに出勤する『かわいこさん』がいなかった。やめられたのかと思い、寂しい気持ちになった。

午後、3時頃に外へ。自転車をあてもなく漕ぐ。そういう時のパターンで、行く先は多摩川になった。

水道道路が世田谷通りとぶつかるところから世田谷通りの歩道を走った。多摩堤通りの信号を過ぎてから住宅地に入り、このあたりは三年前に走ったことがあるなあと思いながら呑気に漕いでいると、派手に道に迷い、どこを走っているのかまったく検討がつかなくなった。

太陽の位置と建物の高さを利用して川のある方向を判別して多摩川土手にたどり着いた。堤防改修工事のため土手の下が立ち入り禁止になっていた。

小田急線の上流側に移動し、一昨年花火を見たあたりからさらに川沿いの道をさかのぼった。五本松の公園でなにかの撮影をしていた。ちょうど終わる頃らしく「お疲れ様でしたー」というスタッフたちの声が聞こえた。

さらに移動して河原に下りた。


中州に渡るといかにも石ころという感じの石がたくさん転がっていた。

そのつもりで来たのではなかったが、手作り味噌の重しに良さそうな石を探した。つるつる、テカテカしている、オードリー・タンのおでこみたいな石が欲しかったのだが、上流の地層の関係なのか、そういうのはなかった。

1キロくらいありそうな、扁平気味の、トルコのお守りみたいな形をした石を見つけたので、それを持って帰ることにしてリュックの中に入れた。

自転車に戻ると4時を大分過ぎていた。そろそろ夕方だなあと思い、西の方を眺めると、川の向こうに日が沈みつつあった。

ファミマに行き、澤乃井のワンカップを買った。土手に戻り、ベンチを見つけたのでそこに座り、青春のシンボルみたいな夕陽を眺めなからワンカップをちびちび飲み、堕落したおのれの全身をオレンジ色の光にさらし、自虐の恍惚感にしばし浸った。

日が沈むポイントの左に富士山とよみうりランドが見えた。

夕陽の写真を撮っているうちに、急に寒くなった。気温がぐっと下がる時間帯なのだあと思った。ベンチの隣に夕焼け見物に来た熟奥様四人が座り、ざーます語で会話をされていた。ワンカップを見られたりしたら「んまあ」とか言われそうな気がしたので、体の右側において隠した。

日が沈んでから、何か食べて帰ろうと思い、Googleマップで検索をした。柴崎の甲州街道沿いに良さげな町中華があったので、ラーメンと何かのセットを食べようと思いそこに向かった。

着いてみるとその店は、中国人がやっているようなよくある激安中華屋だった。客が一人もいなかった。で、入るのをやめにした。

久我山から五日市街道を走り、結局家の近所まで戻ってしまったので、サミットで買い物をした。中華三昧、なると、チャーシュー、メンマ、長ネギ、冷凍ほうれん草、きゅうりを買った。

6時半帰宅。

ジャワーを浴びる。

醤油ラーメンにカツ丼という『幸せの黄色い定食』を作った。ラーメンには買ってきた具材をトッピングした。なるとは彩りにおいて大変重要な食材だなあと思った。

『乗馬』の復習をちょっとして、『三國志』でオリジナル武将『夏侯寿司』を指揮して曹操と張魯と孫権を追い詰めた。

11時過ぎ、地震があった。キッチンにいたので食器棚を押さえ、秒数をカウントした。30を数える前に揺れは小さくなってきた。

12時就寝。