顔を近づけぶっちゅっちゅ

4時起き。

水耕栽培の水足しをし、トマトを収穫する。葉の枯れがまた進行していた。枯れた葉の近くで実っていた実が、ごく小さいままで赤くなっていた。

朝飯にスープカレーとご飯。

午前中、ストーン氏依頼のツール作成をしようと思ったが、前回作ったもののバージョン違いを作ってくれみたいな依頼だったので、どのように更新したものかしばし迷った。ツールを二つに増やすのが一番楽だが、それは以前いたブルーさんがやっていた方法で、バージョン管理が面倒になる。
なので、今あるものをアップデートしたいのだが、これまた面倒だ。それに、よく考えてみるとこのツールは、ストーン氏がクライアントに、ボクちゃんこれだけ仕事しましたよとアピールするための表を作成するものなのだ。アホらしくなってきた。

昼前、遠隔さんが来て、ブルー氏の忘れ形見ツールでエラーが出たと言ってきた。サイズがでかすぎるのにクエリをやたらにネストしているためだった。
他に開いているツールを閉じてもらい、もう一度実行してもらったらうまくいった。だが、直したほうがいいだろうと思ったので、自席にて改修した。

昼、『糀家』でレバニラ定食。

午後、ヒマ。
ストーン氏のツールは、概要はわかったものの、作業する気になれなかった。

『二つの祖国 下』読み始める。
ケーンとナギコは、ゼロディスタンスの関係になり、旅行をしては夜になると旅館の布団でディスタンスをゼロにしたり、燃えた時にはマイナスにしたりする。
ケーンの妻エミーはそのことを知り、アメリカにいた時に乱暴された事実を夫に伝え、嫉妬に半狂乱となる。

エミーは、軽薄な女に描かれているのだが、ちょっとケーンには言いたいことがある。

なあ賢ちゃん。君はきれいごとゾーンに居続けることを死守しすぎるきらいがあるね。
君は思慮深く真面目で責任感はあるし、ナイスガイだと思うけど、人間の、「わかっちゃいるけどやめられない」のスーダラ性について、あまりにも無知じゃないか?
それに、ナギコの清楚バディにクラクラきちゃって、嫁エミーがアメリカにいるうちに、ナギコとどうにかなっちゃうってのは、きれいごとゾーンに存在しない行動だぞ。
いや、どうにかなっちゃったなら仕方ないさ。ナギコ役は大河じゃ島田陽子だったっけ? 清楚は清楚でも魔性だもんな。細い腰をば抱き寄せて、顔を近づけぶっちゅっちゅ、なんていうふうになっちゃう気ちもわかるよ。
わかるけど、エミーへの罪滅ぼし的な態度までも、きれいに押し通そうとするのが、よくねえんだよ。そういう時はもっとみっともなく、ずるずるやらないと。荒井晴彦脚本みたいに。
それで、エミーより君の方がみっともなくなれば、エミーは逆に、相対的にちゃんとすると思うぞ。

などなど、賢治に対する意見がたくさん頭に浮かんできた。
ナギコにも言いたいことはあるが、彼女は人物造形的にお約束感が強すぎて、現実にいそうにないと思えてしまい、あまりダメ出しする気になれなかった。

東京裁判シーンは面白い。

夕方、和田サービスで予約した本を借りる。吉田拓郎『もういらない』
その後、サミットでキャベツを買った。つま恋産のキャベツだった。

夜、トースト、ハムエッグ、玉ねぎとトマトのサラダ食べる。

9時就寝。