唐獅子株式会社再読

朝、7時20分まで寝ていた。朝飯を食べず現場へ。

最近お腹が張っているので、しばらく食事を制限することにした。糖質制限以上、ファスティング未満。

小林信彦『唐獅子株式会社』読む。再読。多分大学生の時以来。室町時代かな。

初読時はまだ小林信彦の著作をあまり読んでいなかった。『笑学百科』『極東セレナーデ』くらいか。

元は読み切り短編だったのが、好評のためシリーズ化し、連作になったらしい。映画化の話も各方面から出て、結局1984年の正月映画になったが、あまり評判は良くなかった。そのの顛末は、同著者の『天才伝説 横山やすし』に詳しい。

『唐獅子株式会社』は、書かれていた1970年代後半のカルチャーがとことんパロディの対象となっている。大学時代はそうでなかったが、今のオレは1970年代大好きおじさんなので、細かいギャグが楽しい。

さて、現場だ。ヒマ。

タイガー氏はおらず、これでオレがいなくなったらどうなるのかなと思う。

昼、飯抜き。

『唐獅子株式会社』読み進む。『スター・ウォーズ』のパロディである、「唐獅子惑星戦争」が楽しい。

この頃には、大親分の呼び出し、哲の奮闘、ダーク荒巻や原田を交えたドタバタ、落ち、という流れができている。

映画化ではなく連続ドラマになればよかったと思う。久世光彦演出のドラマだったら、のちの映画化されたものより絶対面白かっただろうになあ。

この作品、連載中はキャスティング遊びが著名作家の間で流行ったらしい。文庫の解説を書いている筒井康隆のほかに、中島梓もどこかで書いていた。それをやりたくなる魅力がこの作品にはあり、それは当時の映画好きの人に働きかけたことだろう。

あ、そうか。大学生の頃、オレは映画好きではなかったからなあ。だからピンとこなかったのか。

哲(菅原文太)原田(高見沢俊彦)ダーク荒巻(…)大親分(芦屋雁之助)

つい、やってしまった。世代はぐちゃぐちゃだけど。

ダーク荒巻が結構難しい。映画はダークが主人公で、横山やすしが演じたのではなかったか。やっさんは痩身なので、イメージと違うなあ。原田は桑名正博。これはぴったり。

夕方、中野中央図書館で予約した本を受け取り、6時50分帰宅。

すぐに着替え走りに行く。荒玉水道を往復5キロ。キロ6分前後だった。

ガーミンの新しいのをするようになってから、心拍数がモニタリングされるため、走るペースが速くなった。というより、心拍数が基準になったので、下がりすぎなくなった。

シャワーを浴び、夕食に大根煮付け、豆腐、納豆キムチ、きゅうりのぬか漬け食べる。

新作セーターを編む。カウチン編みの復習。2段ほど編んでから、裏糸が表に渡っていることに気がつき、一目ずつ解いて戻った。表の時、裏の時と、地の糸の上を通るか下を通るか、通らせたらどのようにくるまれるのかを確認しながら編み直すと、今度はうまくいった。

気がつくと11時を過ぎていた。

キーボードで、インベンションと、沈んでいった鍵盤の練習をし、12時過ぎ就寝。