『ハーツ&マインズ』が欲しい

4時起き。しかし、外から雨音が聞こえてきたので、釣りは諦め、二度寝した。

6時過ぎ起き。居間へ行き、蓮實重彦『ジョン・フォード論』の続きを読む。小一時間で読了。
画面に何が映り、どのような運動をし、作品間でどのように連関しているかという見方でいくつかのパターンに分類されないる。最後の章、白いエプロンが映っていることについての分析と結論は、思いもよらぬものだった。たぶん、何が映っているかから始まる読み解き方をしなければ、決して到達できなかった結論だろう。

朝飯に、ご飯、鮭、大根おろし。

午前中、雨は降り続けていた。

昼、トーストとハムエッグ。

1時間ほど母と雑談し、2時に実家を出る。

中野駅を降りた時、雨はやんでいた。

和田サービスで予約した本を受け取る。

3時半帰宅。

夜、吉祥寺へ。

『よみた屋』で古本を眺める。演劇の書棚にある本がみんな古い。

漫画の棚に、いましろたかしの『釣れんボーイ』があった。買おうかと一瞬思ったが、買わなかった。
そういえば18歳の時にも、神保町の本屋に入った時、いましろたかし『ハーツ&マインズ』を見つけて、買おうかと思った経験がある。この時も結局買わなかった。あの時は、買っておいた方が良かった。

初めていましろたかしの漫画を読んだのは、ビジネスジャンプに連載されていた「不通の人々」だ。インパクトの強い漫画だった。『ハーツ&マインズ』はこの連載やその他の作品がまとめられたものなのだろうか。読んだことがないのでわからないが。

その後、「デメキング」の連載が始まった時は、いよいよ、いましろたかしの時代が来るかと思ったものだったが、フェイドアウト打ち切りになってしまった。

29歳の頃、パチンコ系漫画雑誌に、いましろたかしの漫画が掲載されていた。「不通の人々」に比べると、絵が簡素になった印象があったが、根底にある『濃さ』は変わらなかった。それを嬉しく思ったが、同時に、パチンコ雑誌なのに浮いてるなあとも思ってしまった。その浮き加減が、『インパクト』や『濃さ』にもなっていたと思う。

そうだ、欲しいのは『釣れんボーイ』じゃないのだ。『ハーツ&マインズ』なのだ。ネットで探そう。

10時半帰宅。

タコハイを飲み、Youtubeで80年代洋楽を聞き、2時過ぎ就寝。