精進の意味

本日も天気は雨多めという予報だった。しかも朝は寒かった。

朝、買っておいた豚ロース肉の切り身でとんかつを作った。ロース肉は6枚あった。ミートテンダライザーで筋切りをすると、かなり薄くなった。

面積を広めにとれるフライパンを使って3枚ずつ揚げた。どちらも二度揚げしたが、1回目のターンは色づけが不十分で、2回目は1回目の揚げ滓を取り除かなかったので仕上がりが汚くなってしまった。

朝飯に、揚げたトンカツ2枚とご飯を食べた。肉が薄くなっていたので2枚でちょうど良かった。

午前中は雨が降っていなかったので、トマトの葉かきをした。一昨年から、根と花の距離を重視するため、脇芽はむやみに摘まず育てていく方針に転向した。それにより縦隔は安定したのだが、それでも昨年は葉が密集しすぎて、第一果が葉の影に隠れてしまった。こうなると成長によくない。

そこで今年は、茎の下部に実を育てるのに意味がない葉があったら、定期的に葉かきをしていくことにした。いつもなら第一果を収穫し終わってから徐々にやっていくのだが、それだとすでに葉が茂りすぎた状態になっているのだ。

昼、ホットドッグを食べる。ふるさと納税返礼ソーセージではなく、シャウエッセンを買ってきて使った。返礼ソーセージも旨いのだが、シャウエッセンはまた別物だなあと思った。インスタント麺における『サッポロ一番』的な特別感がある。80年代のCMなら「そうそう、これこれ!」と、子役が言ってそうな。

午後、やはり雨だったので、ずっと家にいた。明日の学科講習のため、テキストを読む。並行して『土を喰う日々』を読む。

夜、朝揚げたとんかつを、カツカレーにして食べた。カレーは、先月現場で餞別にもらった、カルディのレトルトカレーを使った。なかなか旨かった。

『土を喰う日々』読了。精進料理の『精進』について、勉さんが少しずつ読者に教えてくれるような内容だった。美食、節約の本ではなく、まず先に思想としての『精進』があり、だから料理もそうしたものになるということである。初めから精進料理を作ろう、と思って作るものではないなあと思った。あるものでやっていけばいいのだとしたら、スーパーマーケットに囲まれた都会に住んでいるなりに、精進とは何かを考えて、それを料理で実践すればいいのだ。いいのか? いいんじゃないかな?