1996年のホークスに似ている

朝から雨が降っていた。

午前中、同僚引き継ぎツールの追加依頼について考え、昼、『大勝軒』のチルドとホットドッグを食べた。

昼休み中、リーダーから三回着信があったことに気づき、慌ててメールを見る。緊急でやって欲しいツール改修があるとのこと。エクセルのツールだった。急いで返信し、ツールの中身を見る。

特定のサイトで検索文字列を入力し、結果画面に表示される情報をタグから抽出し、カンマ区切りの文字列で返す関数があった。返した値の一部をエクセルの列に表示するのが現在の機能だったが、表示する項目を追加したいという要望だった。

そのツールを作ったのは、由緒正しいプログラマーさんで、クラスモジュールをしっかり組んでいて、継承なんていうこともやっておられた。急いで改修するには、クラスモジュールの一部にコードを追加しないといけなかった。本来ならいじるべきではないところだったが、時間がないのでそうした。

改修したツールをリーダーに送った。週明けまでかからず、今日の昼前の依頼を三時のおやつの時間にこなしたのだから文句はあんめえ。

夕方、雨が止んだ隙に走る。荒玉水道を往復5キロ。しかし、片道を走ったあたりで雨が降ってきて、帰宅時はずぶ濡れになってしまった。

夜、古本屋をさまよう。伊丹十三のエッセイを二冊購入。

成城石井で、タイを中心に、世界各国ビールの安いのを買って帰宅。

監督続投について、中日ファンのエスさんとやりとりをしたが゛立浪監督については就任時から批判的だったので、現状についてははらわたが煮えくり返っているようだった。そりゃそうだよなあと思った。しかし、手放し歓迎派だったオレが今さらそこにはのれなかった。

ただ、今年の負け方については、昨年とは違ったものを感じてはいる。若手の起用も、荒療治のようなニュアンスを感じる。とにかく経験を積ませるということに徹しているようにも見える。

今の立浪さんは、ホークス就任二年目の王さんにそっくりだ。1996年のダイエーホークスは、ファンが王監督に生卵を投げつける事件が起きるほど、チーム状態が良くなかった。そして、スケールは違うが、立浪さんがOBを含んだドラゴンズ選手に抱かせる独特のアンタッチャブルな雰囲気は、1998年までの王さんが選手に抱かせていたものと似ている。

そういえば、どんな負け試合でもノーコメントで去ると言うことをせず、マスコミに言葉を残す律儀さも似ている。

来年の続投が決まったが、誠意を込めて応援したいと思う。勝っているから応援するんじゃない。負けているから応援するのだ。