大盛りの奇襲

 昼、池袋に行く。
 所用を済ませてから、ラーメン二郎に行く。
 このところ、池袋のラーメン二郎は、プチ行列店になっている。
 今まではそんなことなかったのに、どうしたことだろう。
 並んで食べようか迷ったが、何分かかるかわからなかったので、仕方なく隣の大勝軒に入る。
 つけ麺の大盛りを頼んだが、来た麺を見て即座に後悔した。
 800グラムもあったのだ。

 そういえば以前、新中野の大勝軒でも同じようなことがあった。
 大盛り以外に特盛というメニューがあったので頼んでみたら、面が大きいラーメンの丼に山盛りとなって出てきたのだ。

 その時もそうだったが、極端な大盛りに対処する時は、味わう努力を初めから放棄する。
 すなわち、目の前の大盛りをいかにスピーディーに租借し、隙間なく胃袋に送り込むかに全神経を集中する。
 そうしないと、満腹中枢が時限爆弾のように刺激され、それ以上食えなくなる。

 『それが大盛りであることに気づく前に食う』
 この精神だ。
 食べ終わる頃には、前かがみができないほどお腹が一杯になっていた。
 立ち上がって駅まで歩く。
 体をややそらし気味にして、左手でかばうようにお腹をさすりながら歩いた。
 それでも妊婦の気持ちはわからないのだ。

 『Yesと言わせる文章術』読む。
 600字で済ませる文章の『型』について書かれていた。
 受験小論文の対策みたいに割り切った考え方だが、文章の書き方をツールとして意識するためにはいいかもしれない。

 夜になっても腹は減らず。

 Dynabookが届いた。
 電源をオンにすると、まだ消去されてないWindowsのインストール画面があらわれた。
 自分の持っているWindowsをインストールしたいが、そのためには外付けCDが必要だ。
 オークションで見た感じでは、どれも高い。
 なんとか金をかけずにうまくやりたいものだが、どうすればいいだろう。

 インターネットを調べていたら、ノートPCにネットワークインストールをする方法が見つかった。
 これは、CDドライブのないノートパソコンを他のパソコンとつなぎ、ネットワークを介して他のパソコンからOSをインストールするというもの。
 懐かしのMS-DOSを使うらしい。 
 ためしにやってみた。

 デスクトップパソコンと、Dynabookをクロスケーブルにつないだ。
 デスクトップの方はウィンドウズXPが起動しているが、DynabookはMS-DOS起動。
 Dynabookからコマンドを入力して、デスクトップへのログインを試してみる。
 うまくいかない。
 デスクトップ側の画面を見ると、ノートPCを認識していないようだ。
 ネットワーク初心者には、難しすぎるやり方だったかもしれない。
 おとなしくCDドライブを買った方が吉か。