現場に特化して書いた台本は古くなる

7時半起き。朝飯にご飯、モツ煮込み。さすがにモツ煮込みはそろそろなくなりそう。

9時半から作業。外は雨。気温は20度少し。寒くなったといっても相対的なもので、まだ全然半袖短パンでいける。10月までは夏。

昼、ホットドッグ。青ばんマヨネーズを塗ってザワークラウトをはさんだ。ザワークラウトは先週水曜夜に仕込んだもの。ひと玉仕込むと、大体2ヶ月前後もつ。次の仕込みは年末か来年か。

午後、現場PCにソフトをインストールする件で、Git や サクラエディタの申請が可能だったことを知り、少しもやっとした。去年、「さくらとか使えないんですか?」と聞いた時は、「ダメなんです」と言われたので、「そうですか」とあっさり諦め、メモ帳でやってきていたのだ。申請システムがあるんなら、オレだって使いたかったよ。

しばし懊悩するが、じゃあこの一年を振り返って、さくらが使えないから苦労したという局面があったかといえば、特になかったので、気にしないで良いのだと自分に言い聞かせた。

雨は一日中降っていた。

夜、ポークソテー、玉ねぎのソテー、モツ煮込みを食べた。モツ煮込み、やっとすべて食べ終わった。

ふるさと納税の日本酒が届いた。佐渡の日本酒で『風和』というやつ。佐渡に行った時に飲んだわけではないが、行った縁ということで。

『極悪女王』4話見た。香の家族場面、父親のトラックが払い下げられ、妹はアメリカンバイクにまたがった不良と出ていき、家はアンチダンプ松本による落書きだらけになっている。後輩の中野を押さえつけて髪の毛を刈るブル中野誕生シーンあり。テレビ局主催のシングルマッチトーナメント戦で、飛鳥と千種がやりあい、飛鳥がノックアウト勝ちする。スープレックスやドロップキックに、ジャイアントスイングまでこなす剛力彩芽が素晴らしかった。

「さよりっ子」を練習する。新しい課題で、半分までできたとほっとしたら、もう1ページあった。明日まで読み切るのは無理そう。

昔書いた台本を読み返し、所々修正した。精神的に一番参っている時期のものが、なぜか面白い。

ごく若い頃に書いたものは、さすがに読むのがしんどい。

過去のどの台本も、その公演の現場に特化して書かれているため、そのまま人に渡しても上演するのは難しいだろう。戯曲のあり方としては、よろしくないと思う。

若い頃に書いたもののしんどさも、現場に特化して書かれていたため、時の試練に耐えられなかったのだと思う。

再演をもっとするべきであったという考えを少し前まで持っており、マグネシウム不足公演として過去作品を再演したこともあったのだが、表面上のテキストを書き直しても、再演現場にはフィットしなかった。そして、再演台本の書き方もまた、現場に特化したフォーマットになっていたため、その公演が終わった瞬間、本は錆びていった。

2013年にやった『暮れなずめ街』は、再演ではあったが、若い頃に書いた二つの本を一つの話にするためほとんど書き直したので、新作といっても良かった。そして、その現場に特化した書き方にしたため、今日読むとやはり、10年分古くなっていた。

ただ、さすがに2013年の『暮れなずめ街』は経験も積んでいたので、古びないよう努力したあとはうかがえる。1999年に初演した『暮れなずめ街』を今読むと、人知れずこっそり書いたポエム入りラブレターでも読んでいるような恥ずかしさに襲われ、全身が痒くなる。

昨日のじんましんは、それが原因だったかもしれない。なんてな。