朝8時起き。水耕栽培の水足しをする。バケツ2杯。実をつけずに萎れている花がいくつか見られた。猛暑のためか。
朝飯に冷麺食べる。収穫した第一果のトマトを使った。
昼、ウエルシアでカップ麺を買ってきて食べた。成増にある『べんてん』という店の味を再現したもの。ごく普通の醤油ラーメンだった。
グイン・サーガ120巻『旅立つマリニア』読む。リンダがフロリーに別れの挨拶をする場面。考えてみるとフロリーは、アムネリス、イシュトヴァーン、タリク大公と、国の長に気に入られることが多い。リンダも、フロリーには鬱屈した思いを素直にさらけ出すことができるようだ。リンダが出て行ってから、隠れていたマリウスが出てきて、反省を口にするところも、フロリーの人柄に打たれたということになる。直後出てくるヴァレリウスがなんともおかしい。グイン一行お別れの宴では、ハゾスの如才なさが光る。
走りには行かず、夕方入浴することで汗を流す。
グイン・サーガ121巻『サイロンの光と影』読む。ケイロニアに帰国するグイン。豹頭王が帰還しただけで何もかもうまくいくケイロニア。しかし、シルヴィア王妃には通じない。おのれの宮殿をゴミ屋敷のようにして、悪臭の中に引きこもっている。グインも、シルヴィアに対する時だけは、なぜかでくの坊になる。またしてもハゾス大活躍。シルヴィアという存在は、国家とあたしとどっちが大事? というお題である。つかこうへい的世界観に生きる女性ともいえる。そういえば栗本薫は、早稲田の学生時代につかこうへいと会ったことがあるらしい。中島梓名義の『つかへい犯科帳』文庫版解説にそのことが書かれている。
人心地ついたシルヴィアがハゾスに憎まれ口をきく場面があったが、あまり腹が立たなかった。無理もないよなあとさえ思った。若い頃に読んでいたら、とてもムカついていたと思う。実際、18巻から23巻あたりまで続いたケイロニア編を初めて読んだ18歳の時は、シルヴィアの言い草や態度に腹が立った。
しかし、シルヴィアは要するに、自分の所有者は他人ではなく国家でもなく自分であることを証明するために、自分の肉体を穢したのではないか。ここまでこの肉体を穢すことができるのは自分だけなのだと宣言するかのようにだ。他者からいかなるものも奪われていないのにそういう行動する人間はいない。奪われているから、所有権を固持しようと思うのだ。そして、奪われたにも関わらず、そのことに対して強くい続けられたり、奪い返すことができたりする強い人間ばかりではない。
「夢想」を練習し、1時50分就寝。