グイン・サーガの続編を読む

8時半置き。

午前中、上長からDM。自己紹介カードを出してくれとのこと。メール受信履歴を調べると、コミュニケーション向上施策として、そういうカードを記入して提出する依頼が来ていた。慌てて「今日提出します」と返信し、必要事項を書き、管理者に送った。

少しして、写真も貼り付けてくださいと返信がきた。写真? 作業環境にどうやって写真を送ればいいのか? そうか。作業で使っているアドレスにメールで送ればいいのか。しかし、SNS上にあげている自己写真は不真面目なものしかない。それらを送るわけにはいかない。

結局、数年前に買い物している時に自撮りした写真が無難だったので、それを添付し、提出先フォルダに格納した。

昼、どさん子ツールのクライアントから新しい依頼がきた。近々、現場に出向かねばならないので、その時にやる仕事はとっておく。

トマト棚が重みで傾いてきたので、柱同士を結びつけたり、引っ張って別の柱に結んだりして、安定度を高めた。実っている実を数えると、70個くらいあったが、茎の先端に近いところほど、結実している実は少なかった。たぶん、その当たりの花は、先週からの猛暑とかち合い、上手く受粉できなかったのだろう。花弁がすべて落ちている所も結構あった。真夏時の結実不良は経験的にどうしようもない。今年も、8月以降の収穫数は期待していないが、何とかうまいこと、自分自身の葉で日陰を作るように誘引できないかと思う。

夕食に、ホットドッグとタンメン食べる。

グイン・サーガ131巻『パロの暗黒』読了。最後まで違和感は拭えなかった。

主な登場人物は、イシュトヴァーン、リギア、マリウス、ヴァレリウス、リンダだが、全員キャラ変している。イシュトヴァーンは、フロリーとスーティへの興味はまるでなかったことになっている。また、リンダを落とすことに固執しているのも違和感があった。

リギアは、奔放キャラというより、奔放キャラと他人に思わせてドヤ顔したいイライラ女になっている。マリウスに対して『あんた』呼ばわりするのに違和感があった。過去、リギアがマリウスを直接そう呼んだことはない。主君だし。マリウスやヴァレリウスがいるのに、裸同然になって着替えるというのもおかしい。いくら奔放設定でも、それはない。さらに、着替えを見て、ヴァレリウスが失神するというコント場面があったが、いくら女に慣れていないからって、そこまではいかないし、これまで130巻読み継いできた読者が(ぷぷっ、ヴァレリウスったら、おっかしい)なんて思うほど素朴であるはずはない。

また、アドリアンが登場したものの、避難民を城に入れる入れないでリギアと揉め、リギアにビンタされ、少しして化け物兵に食われて死ぬという役回りだった。若いとはいえ人材払底しているパロで頼みの綱といえる人物をそんなにあっさり死なせていいのかと思う。しかも、リギアの引き立て役で、かつ、リギアが全然引き立ってなくて、むしろ、なんだこの女? という場面になっているのに。アドリアンかわいそう。

しかも、アドリアンが避難民を城に入れないようにした判断は結局正しくて、城に入れた避難民が次から次に怪物に変身し、城の兵士に襲いかかる展開になった。リギアのせいだ。

まるで、かつてクリスタルがヤンダル・ゾッグに支配された時の展開みたいだった。当然、今回もヤンダルのしわざと思わせておいて、黒幕は生き返ったアルド・ナリスという結末だった。ヤンダルが生き返らせたのかどうかはわからないが、前巻まで、パロは風前のともしび状態だったのに、こんなイベントしかけたら、もう復活は無理じゃないか。アドリアンも死んじゃったし。

展開にはかなり不満があったが、もしかすると、栗本薫の創作ノートが残されていて、そのプロットをもとに書かれたのかもしれないとも思った。他の作者による続編最初の巻だし、これから段々慣れてくるのかもしれない。

夜中、小腹が空き、ファミマへ行ってカレーパンを買ってきて食べた。小腹が空くとファミマでカレーパンを買うのは、実家にいる時もやる。小腹満たしにちょうどいい。