セリフが止まった

「六文そば」で、うどんとミックスかき揚げを食べ、11時に劇場入り。
昨日、カーテンコールまで作ることができたので、2時からのゲネプロに向けて淡々と準備することができた。

2時、予定通りゲネ開始。

セリフを飛ばした。
やっているうちに、何かおかしいなと思っていたのだが、後で確認してみたら、オレがセリフを飛ばしたのが原因だった。

上演時間は、およそ2時間となった。

ゲネ後、浅香に挨拶。
後半でちょっと飽きるところがあるとのことだった。
「ドカさんは、コントやってみればいいんだよ。コントやりたいまま、それを芝居のフォーマットに無理矢理当てはめてるところがあるよね」
と言われた。
学生時代から20代の終わりにかけて、つまりマグネシウムリボンの旗揚げ当時までは、確かにそういうところがあった。

会場前の集合で、
「とにかく、熱を舞台にこめようよ」
ということを喋った。

円陣は、毎度のことながら組まなかった。
以前は、組んだりしたこともあったが、組まないのが正解だと思っている。

7時開演。
いつも開園後は舞台裏に潜んでいるのだが、今日は会議の場面だけ楽屋のモニターで見てから、舞台裏に向かった。

暗転後の後半、突然台詞か出てこなくなった。
「止まっておるのではなく」という台詞を言わなければいけなかったのだが、その台詞はさっき言ったばかりだ、という感覚があった。
あれ? 同じ場面をループしてるのか? と、混乱したまま、言葉を探し、不気味な笑い声をあげていたら、金ちゃんが「止まっておるのではなくてな」とつないでくれた。
それに乗っかるように「止まっておるのではなく、なくなってる」と発した。

その後はむしろ吹っ切れて、汗だくになって芝居をした。

終演後、きんちゃんに、
「あれはないですよ」
と言われた。謝るしかなかった。

モスバーガー裏の居酒屋で初日打ち上げ。
細田くん、亜企ちゃんの弟のマーくん来た。
店は店員さんがフレンドリーで心地よかった。
台詞をミスった自分への戒めに、ロシアンたこ焼きを頼んだが、
「みんなでせーので食べないと面白くないでしょ」
という知恵の提案で、そうしてみることにした。
激辛にあたったのはマー君だった。
「これ、たぶんオレですね…」
とつぶやいた後、30分くらい静かに辛さに苦しんでいた。
バニラアイスを食べてもらったが、ヒーヒー状態は店を出てもしばらく続いたようだった。
出る時店員さんが、
「激辛の確率は調整できます。通常は6分の1ですけど、6分の5もできます」
と言った。
オレが食うはずだったのに、マー君には気の毒なことをした。

尾池さん、細田くんと高円寺まで一緒に帰る。
整理について話すと、細田くんは好きだし得意という。
尾池さんは、整理は好きだが整頓が苦手、とのこと。

高円寺から帰宅途中、「天下一品」に寄り、中華そばとライスを食べた。
麺はいらなくて、スープとライスだけ食べたかったのだが、そういうメニューがないので麺も食べた。

1時半帰宅。
目覚ましを7時に合わせ、就寝。