5時55分に目覚ましが鳴った。夕べセットした時間は6時。睡眠状態のモニタリングで、5分早く起きるべしとAmdroidに判断されたのだ。外は薄暗く部屋は寒く、走る気にはとてもなれなかった。そもそも走るためにその時間にセットした記憶もなかった。二度寝のため7時に目覚ましをセットしなおす。
7時に起き、そぼろ納豆とお粥を食べる。お粥が主食になったのは2015年の春以降。一週間断食をしたのがきっかけだった。あの経験以前と以後に、過去の印象は分かれている。「最近」は2015年までで、それ以前は「けっこう前」になる。
ところが2012年の夏も、過去の印象が分かれるポイントとなっている。そのポイントを基準にすると2013年や14年は「最近」という過去になる。2015年の区切りもあるから、2012年以前は「かなり前」、2013、2014年は「最近」かつ「けっこう前」という感覚になる。
厄介なことに2009年の夏も過去の区切りになっており、2010年は「最近」になってしまう。すると朝青龍が引退したのは、「最近」かつ「けっこう前」かつ「かなり前」だ。
日馬富士が引退した。親方と話し合って決めたようで、政治はなさそう。年齢的なこともある。朝青龍が引退した年より、すでに三つ年上になっている。残念だが、事件後一貫して、正直に話そうとする態度を崩さず、逃げも隠れもしなかった。伊勢ケ浜親方の会見態度が悪いという批判は、俺にはよくわからない。誰に対する態度? 今回の事件は、レイシズムを浮き彫りにしてる。
アメリカのビデオゲーム産業について調べていたら、1977年と1983年に業界が危機に瀕しており、それを救ったのはどちらも日本企業ということがわかった。1978年のスペースインベーダーと、1985年のファミコン。アメリカ視点で言えば、救われたというより、日本企業に乗っ取られたという見え方かもしれない。
昼、「わいず」で台湾まぜそば食べる。接客してくれるおっちゃんが、てきぱきとしてかっこいい。江戸っ子のきっぷ。笑顔はないけど、男の接客に笑顔はいらないなと思った。混ぜそばはスパイスが効いていてうまし。追い飯で残った汁と具を掻っ込むのは快楽。
西村賢太『苦役列車』読了。バイト先で、初めて友達らしきものができた主人公か、付き合いを深めていくうちに、劣等感から無礼な態度をとったりして、結局は疎遠になってしまう話。友達に彼女がいることを知り、嫉妬のあまり部屋で妄想の虜となる場面が可笑しくて笑ってしまった。さらっと私小説で書く正直さ。決して、ネタふうになっていないところが、潔いったらない。
日馬富士の会見、記事で読む。心がざわつき、胸が痛んだ。いいのかこの結末で? 伊勢ケ浜親方、断腸の思いだろう。「なぜこうなってしまったのか?」と言っていたが、ほんとにそうだ。質問から日馬富士を守るようにしていた。古風な筋の通し方。会見はサービス業務か? ホスピタリティのなさを批判してるように思える。どうかしてるぜ、世間。
夕方実家へ。おでんを食べる。実家の味は濃い目の関東炊き。
DVD-RWに焼いたドラマが見られないと父。パソコンだと見られる。デッキの互換性によるものか、はたまたファイナライズの問題か。焼き直してみたがダメだった。
ヘミングウェイ『武器よさらば』読む。