朝8時起き。
7時間以上車を運転した翌日にも関わらず、目覚めはまあまあ良かった。
『極大射程』読む。
200ページを超えたあたりから急激に面白くなってきた。
トータルで700ページ超なので、これからたっぷり楽しめる。
雨は降らず、蒸し暑い一日だった。
梅雨らしいといえば実に梅雨らしい。
昨日鑑田君と話した内容は大変刺激的で面白かった。
演劇を作る側ではなく、取材する側の意見を聞くと、いかに興味の対象に差があるのかがわかった。
企画書を読んで、
「だからなに?」
と思ってしまったカンパニーの取材には、行きたくないという。
この「だからなに?」を払拭する努力をしなければいけないのだ。
非常に難しいことだが。
話をしていてふと、1989年に第三エロチカがやった『ジョーの物語』という芝居を思い出した。
その芝居は『あしたのジョー』をモチーフにしていた。
チラシには、その芝居のために役者は1年前からボクシングジムに通ったと書いてあった。
「そういうのはどう?」
「興味ありますね」
鑑田君の考え方に極端に従うと、あっと言わせさえすれば良いという極論に走ってしまい、芝居が破綻する恐れがある。
だが、作家性ばかりにしがみついていても「だからなに?」 と思われるだけだろう。
ここは、頭をべきところだ。
夕方7時帰宅。
鶏肉のソテー、きゅうりの浅漬け、サラダを食べる。
10時半からジョギング。
久しぶりに小金井街道を南下して20号に至るコースをとる。
まあまあ走りやすいのだが、距離はあまり長くない。
しかし蒸し暑いため、汗は沢山出た。
『ビートルズアンソロジー』読む。
1968年に突入だ。
ジョンとヨーコが『トゥー・バージンズ』をリリース。
ジャケットは全裸の二人の写真。
当時は確かに、驚天動地といった感じだったろう。
映画『イエローサブマリン』についての見解が面白い。
ポールは、もっとディズニー寄りのエンターテイメントが良かったらしい。
ジョンも、大して気に入ってはいないようだ。
しかしジョージとリンゴは、大変気に入ったそうだ。
アップルブティックは破綻し、ホワイトアルバムのセッションではメンバーがぎくしゃくしはじめた。
それでも、リリースされたレコードはとんでもなく素晴らしいという状況。
それがビートルズの1968年だ。