『キネマの神様』見る

5時台、6時台とそれぞれ目を覚ましたが本気起きはせず。
7時台起き。朝飯にチキンナゲットとトマト。

お菓子のベルトコンベアーを練習する。うまくいかず。
10時、先生宅へ行き、構造とトレーニング方法を教えてもらう。

雨が降りそうな天気になっていた。ドラッグストアで買い物をして帰宅。
12時前、雨が降ってきたが、すぐにやんだ。傘を持たずに出かける。新宿ピカデリーへ。

『キネマの神様』見る。山田洋次作品。
志村けんが出演する予定だった映画。代役を沢田研二がこなした。絶対見に行かなくてはいけないと思っていた。

ジュリーが演じるのは、ギャンブル好きで借金だらけの老人・ゴウさん。かつて映画監督を目指していた彼の過去と、ひょんなことから昔のシナリオを書き直すことになった現在とが交互に展開する。
ジュリーの声の良さと強さは予想通りだったが、驚いたのは動きのキレだった。これもライブに通っていれば驚くに値しないのかもしれないが、動きが大きく、速く、そしてしっかりしている。七十代なのにあれはすごい。特に、孫を演じる前田旺志郎くんとの場面は、軽々と椅子に座ったりして、コミカルさが際立っていた。足腰が強い。
なぜあんなに動けるのかというと、ライブをずっと続けていたからとしか考えられない。アンチエイジングのためにジムに通ってトレーニングをしたりとか、そういうことで得た若さではない。常に人前で歌うライブを優先してきた人の、ステージに上がって臨戦状態にあることに慣れた肉体の持つ若さだ。魚河岸で若いのに混じってバリバリ働く八十代のじいさんたちと同じ理屈の若さだ。
ゴウさんの若い頃を菅田将暉くんが演じていた。助監督としてカチンコを鳴らしている場面で、スタッフとして現場に溶け込んでいる自然さが際立っていた。
お祝いの場面で何か歌えと言われ、ジュリーが歌ったのは『東村山音頭』だった。これは志村けん追悼のため、脚本を変えたのではないかと思ったが、どうなのだろう。いずれにせよ、歌うのはあのジュリーだ。四丁目を歌いきり、三丁目の一部まで聞けたが、涙が止まらなかった。出水監督は清水宏で、オダ監督は小津安二郎か。

最後まで、ジュリーが出てくるたびに心がざわついた。ジュリーファン歴の長いおねえさま方はおそらく何度も見に通われ、切ないため息を漏らすことであろうなあと思った。

『ステーキマックス』で、300グラムステーキを食べる。

4時帰宅。

昼にステーキを食べたので、夜は特に食べず。腹も減らなかった。
温度を高めにして空調をつけていたせいか、頭が少し痛くなった。

11時就寝。