夕方、西荻で稽古。
追加分の台本をみんなに渡す。
久保田君の芝居が先週いっぱいで終わり、今週からこちらの稽古に参加できることを当て込んでの台本書きだったが、参加できるのは木曜からだった。
よって、渡した追加分の稽古はあまりできず。
久保田君は2003年1月にやった『ハコブネ』『ロミオとジュリエットみたいな』から数えて、今回で4度目のマグ客演だ。
以前は<かわずおとし>という劇団に所属していたが、現在は<はぶ談戯>に所属している。
4月に南京小僧の田中嬢指揮する花見にて、はぶ談義の役者さんと話したときに、
「僕ら、久保田君が大好きなんですよ!」
という言葉を聞いた。
(愛されてるんだなあ)
と思った。
かわずおとし時代は、自分も主宰の一人であるようなものだったため、前面に出ることが多かったが、久保田君の魅力はむしろ、脇に回ったときに発揮されるのではないかと思う。
昔の西田敏行みたいな感じだ。
で、今回も久保田君が登場するシーンは、大いに筆が進んだ。
彼に言わせたい言葉が、自分の中にまだ沢山あるのだなあ。
少し前、前回公演『ラジコン少年』の出演者何人かに、勝手に芸名をつけるという遊びをした。
酒の上での冗談みたいなものだ。
座興だが、ここにまとめてみよう。
鶴田マミ → 鶴珠美
中華風で、音節もずれている。
松本健 → 松本犬
名詞っぽくなった。
片桐喜芳 → 薬師丸きよし
たぶん本人は嫌がるだろうが、とても気に入っている。
渡辺宣明 → のぶくん
もういいじゃん<のぶくん>で、というテンションでそうなった。
豊田崇史 → TOYOTA 崇史
世界に誇れそうな、そうでないような。
荻原志乃 → 荻原しの
ひらがなの方が、縦書きにした時に色っぽい。
久保田勇一 → 久保田ハム
そのままじゃん、という意見が多かった。
久保田君の愛され方は、クリスマス前夜における、霜降り和牛ブロック肉やローストチキンの愛され方に似ているかもしれない。
そういえば、あとひと月もすればクリスマスだ。