ビートルズ新譜「LOVE」

衣装の洗濯をした。
今回使った衣装は、黒いシャツと黒いズボン。
8人の役者がすべてそれを着た。
つまり、シャツとズボン合わせて8人分の洗濯をしなければならない。

うちのオンボロ洗濯機では、二人分の上下を洗うだけで容量オーバーとなりそうだった。
急ぐ作業ではないので、とりあえず3人分ほど洗う。

風の強い日だったので、半分は外で、残りの半分は部屋で干した。
部屋干しは窓際だ。

夜。
睡眠機能不全が続いているため、6時過ぎに一度寝た。
9時半頃に起きた。
窓際を見て、ぎょっとした。
黒ずくめの首なし人間が2体、こっちをのぞいている。

なんのことはない、干した洗濯ものだったわけだが、街灯の逆光に照らされた真っ黒いシャツとズボンを寝起きに見上げるのは、相当に気味悪い眺めだった。

ビートルズの新譜『Love』聴く。
11月下旬にリリースされた時は、
(なんだ、ラブソングを集めたベスト盤かよ)
と思っていた。
だが、EMIのサイトで視聴してみたら、過去の曲をトラック単位で強烈にミックスしたものが収録された、まったく新しい形のアルバムだとわかった。

プロデューサーは、ジョージ・マーティン。
なら、ファンも納得だ

1曲目でいきなり、アカペラの「Because」に度肝を抜かれた。
8曲目は、「Sun king」のテープ逆回し「Gink nus」
ここから次の9曲目「Something」への流れが、なんとも自然で美しい。

14曲目の「Within you without you/Tomorrow never knows」は、視聴した曲だ。
ジョンとジョージのボーカルを交互に聴くことが、これほど刺激的だとは思わなかった。
こいつはまさに、レノン=ハリスンの曲だ。

年末はこいつを聴きまくることになるだろう。