旅のひとときと余韻

6時半起き。

朝飯にホットドッグ、昨日作ったポテトスープ。

外は雨だった。

午前中、ドキュメント作り。呆れるほどやる気がしない。締切日が特に設けられていないからでもある。

やることがあってやる気がしないのはまずいが、差し迫ったワークがなくやる気がしない状態になるのは、珍しいことではない。最近では2021年の9月から10月がそうだった。

その前は、2015年の秋からおよそ一年がそうだった。ほとんど覚えていないが、ツールのバグが枯れていたので依頼はなく、アシスタントがいたので日常業務はその人にやってもらっており、やることがなかった。

今はリモートなので、やることがないと、スマホを見たりできてしまう。それゆえ、ヒマに対する罪悪感みたいなものがある。現場に出向いていると、やることがないのに顔を出してやっているのだという、貸しを作ったような気になり、罪悪感がない代わりに、自分の時間を奪われているという被害者意識が育った。

精神的にはやはり、自分の時間を奪われていると感じる方がよろしくない。気分がささくれる。

それに、ヒマはいつまでも続くことはない。

昼、ホットドッグ、レタスサラダ、ポテトスープ。

雨は夕方まで降り続いた。時々、雨脚がかなり強くなったが、強風はともなわなかった。

6時過ぎ、雨がほとんどやんだタイミングで、買い物に行き、パスタソース、フルーチェ、小松菜、しめじ、カマンベールチーズ、ホワイトホースを買った。

夏の休暇予定、少しずつ立てる。どこかに行くとすれば、交通手段を考えないといけない。格安航空券や新幹線のトクだ値であれば、予約スタート日時を把握していないといけない。青春18を使うなら、時刻表を調べて予定通り到着するか確認しないといけない。その上でレンタカーが必要か判断しないといけない。

しかし、先に交通手段を考えると、弾丸ツアーになりがちである。

今回も、帰りの旅程でフェリーを使うことを思い立ち、仮予約までしてしまったことで、思わぬ場所まで足を伸ばすことになってしまった。そこ自体は遠くはないのだが、最初の目的地からは結構離れているし、行ったところでなにをすればいいのだ? という場所でもある。ダイビングスポットがあるようだったが、機材はレンタルするのか自前で行くのか、集合場所までどうやって移動するのかなど、新たな問題が出てきてしまった。

結局、フェリーは本予約しないことにした。

旅程についても、4泊より、別々の場所2泊を2回行った方が良いのではないかと、最近思えてきた。その方が、日曜祝日を有効に利用して、有給を節約できる。

といっても、有給はやや、余りがちではある。

夏の旅は、行こうとしている場所そのものよりも、旅の最中にふと立ち寄った、何でもない場所が、いつまでも記憶に残ったりする。

瀬戸内海の伯方島で昼飯を食べた後、港湾事務所のビル陰で涼みながら缶コーヒーを飲んだひととき、とか。

この港湾事務所をストリートビューで調べてみると、現在は取り壊されていることがわかった。ただの日陰なのに、涼しかったなあ。そして静かだったなあ。