最近、メモをとる習慣がおろそかになっている。
仕事中そのことに気がついて、妙に焦りを覚えた。
今の俺は、メモをとるほど、思いつきがないのだろうか?
そこで、今日一日でどのくらい下らないことを思いつくか、メモをとってみた。
・おぼっちゃまの新入部員は、親父に殴られたことがあってはいけない
・森の中で道に迷った。あっという間に夕暮れ時。何か、でそうな気配。恐怖感をあおる音楽。なぜか、切り株の上に顕微鏡が置いてある。覗く。恐怖のあまり絶叫し、その場を立ち去る。「何があったんだ?」「50代男性のものと思われるガン細胞があったんだ。いや、ガンは怖いね」
そんなことを紙切れに書いて鞄にしまっておいたのだが、うちに帰り夕食の支度をしようと鞄をおろしたら、その紙切れが目に入った。
最初の志など忘れていた俺は、無防備にその紙切れを開いた。
落ち込んだ。
何やってんだ俺は。
というわけで、カレーを食う。
心に傷を負った大人は、カレーを食いがちだという。
「ギョーザ大作戦」を観に来てくれた後輩の小松が、長い長い手紙を送ってきた。
便箋23枚にも及ぶ大作である。
全体が3部構成に分かれていた。
第1部が政治について。
第2部が野球について。
第3部がマグネシウムリボンの芝居について。
第3部で、なるほどと思ったことがあったので、引用する。
何が言いたかったのか良い例が浮かびましたので追記いたします。
それは、「セガサターン(ドリームキャストでもいいです)は何故プレイステーションに敗れたのか?」という問いに対する答えです。
以前にも少し話したことがありましたよね。
セガは、ソニーのソフトメーカー対策に敗れたのではありません。任天堂を見ればわかります。
任天堂もかつて、「帝王の時代は終わった」と評されたのに、今でもソニーに対抗できる勢力を維持しています。
では何がセガを敗北せしめたのか。
それは、「購買層のターゲット選択を誤ったこと」一点に尽きます。
ソニーが一貫してターゲットにしてきたのは、女性と子供(特に子供の母親)でした。
任天堂も同様ですが、特にここは子供をターゲットにしています。
ではセガはどの層をターゲットにしたのか。
それは、「野郎」でした。
20代、30代の男性をターゲットにしたソフト作りこそ、セガ最大の敗因と言えます。
いかなる商売も、女性と子供を取り込まない限り、巨大産業とはなり得ません。
僕はそれほど劇場に足を運んだことはありませんが、やはり客層は女性が多いです。
男性ばかりのところは客数も少ない。
塚本さんはセガです!
僕なんかはその路線を喜びますが、やはり女性や若い男の子が観に来られるような御話、舞台であることが集客力にそのまま反映されるのではないでしょうか?