図書館にて『映画は枠だ』借りる。
映画監督・吉村公三郎の本。
ムック本に近い。
戦前、昭和14年に撮った『暖流』で世間に認められ、戦後は新藤兼人とのコンビで『安城家の舞踏会』『偽れる盛装』『我が生涯の輝ける日』などの傑作を撮る。
傑作、と書いておきながら、一本も見ていないことが恥ずかしい。
吉村監督で見たことのある作品は『大阪物語』だけである。
溝口健二が映画化していた作品を、没後バトンタッチされたらしい。
古い映画をレンタルで観ようとすると、コーナーがないのが非常に困る。
大きいTSUTAYAに行けばあるのだが、町のTSUTAYAじゃ無理だ。
日本映画の『ヒューマンドラマ』コーナーに、成瀬己喜男作品があったりする。
本を片手に昼過ぎ下北へ。
ヴィレッジバンガードで、衿沢世衣子の新刊『ちづかマップ』買う。
昨年舞監をやってもらった田中さんが役者として出演する舞台を観る。
なんとタイミング良く、半世紀前の日本映画を舞台にした話だった。
とある名監督が死に、その葬式でのあれこれ。
パンフに書いてある架空のフィルモグラフィーを読んで、明らかに溝口健二をモデルにしているなあと思った。
終演後、劇場外で田中さんに挨拶。
外はかなり寒かった。
新宿に出る。
ビックカメラで、新しく出たウィルコムのPDA、Hybrid W-ZERO3を触る。
QWERTYキーボードが搭載されていない不満を、テンキーが解決出来るはずがないことを確認しただけだった。
外付けキーボードで何とかなるようなら、買い換えるかも知れないが。
5時半に目白へ。
夕飯を食おうと思いうろうろするが、評判の洋食屋は5時に閉まっていた。
仕方なく松屋で牛めし。
6時半にアイピット目白へ。
KUSARE芸道の芝居を観る。
トシさんが客演。
人間になりたい鬼の話。
良い感じにゆるくてくだらなかった。
終演後、トシさんに挨拶。
客席でねこさんと樹さんに会う。
一日中寒かった。
10時前帰宅。
朝作ったおにぎりが残っていたのでそれを食べる。