稽古場3時間トーク

 夕方6時より南中野にて稽古。
 昨日の稽古はちょっと詰め込み過ぎの嫌いがあった。
 今日はその点を反省し、まったりした感じで稽古をする。

 まったりとはいえ、夕方6時からおよそ30分間はこの俺のマラソンや筋トレの時間にさせていただいている。
 稽古前にマラソンなどで体を動かした方が頭の回転が良くなるということに、昨年気がついた。
 それゆえ出演するわけじゃないのに走っている。

 今日は軽く20分マラソン。
 それから、椅子を並べてディスカッション。
 テーマはいろいろだ。

 好きな女優という話から派生して、どういうわけか「正義と偽善」をテーマに会話が進む。
 「偽善を感じる時は、別れ話をする時に多いんじゃないか?」
 と話を振ってみる。
 そこからは恋愛話に話が移行する。
 やはり、どんな時でも恋愛話は色々あって面白い。
 昔も今も、ちっとも変わらない。

 まったり宣言をしたからというわけではないが、今日はそういったトークばかりを中心に進めたので、台本読みは全くせずに終わった。
 成果としては、演出の立場から見て、役者をより身近に感じられるようになったことだろうか。

 ただ、そういった話を、稽古帰りの飲みでする人もいる。
 その場合は飲みのトークを当て込んで、稽古時間は純粋に稽古のみにするべきだろう。
 ただ、俺個人は、飲みの席でそうした話をするのがあまり好きではない。
 飲みの席でする話は、馬鹿話に限る。
 まじめな話をして飲んだ帰りは、必ずといっていいほど自己嫌悪してしまう。

 およそ3時間にわたって色々話をする。情報量に換算したらかなりのもんだ。
 外に出たら結構寒かった。
 下克上3人娘は稽古場から中野駅まで果敢に歩くという。
 「3人いると色々話しながら歩けるじゃないですか」
 とのことだ。なるほど。
 新中野で別れる。

 ビデオ屋に寄り、「トリックベイビー」を探すが、見つからず。
 11時半帰宅。
 シャワーを浴び、珍しく発泡酒ではなくビールを飲む。
 ビートルズを聞く。
 全アルバム全シングル全曲巡礼中。