国技観

朝、インスタントラーメンを食べる。
昼、ご飯にオクラ納豆をかけて食べる。
夜、ハンバーグ、切り干し大根、大根の煮付けを食べる。
食欲が肥大化する前に、腹八分目の食事で先手を打つ。

そういえば昨年の12月頃も、凶暴な食欲に悩んでいた。
12月になると毎年そうだったかは自覚していない。
日記を読み返せば、なにかわかるかもしれんが。

たぶん冬が近づくと、脂肪蓄積体制に入るのだ。
脳はそれにより、食欲をコントロールするのだ。

大相撲が盛り上がっている。
白鵬と安馬が2敗で並び、このまま千秋楽を迎えれば優勝決定戦もあり得る展開。
久々にどきどきする。
安馬はすでに12勝しており、来場所大関昇進することは確実と見られている。
もし優勝したら、即座に横綱候補だ。

そういえば何ヶ月か前、人から読ませてもらった本に、国技という言葉の由来が書いてあった。
国技という言葉より「国技館」が建てられる方が先だったらしい。

つまり、相撲の試合会場を建設するにあたり、
「この施設の呼称をどうしようか」
と悩んでいた関係者が、
「国技館」
という名前をつけた。
語呂もいいし、実にキャッチーな名前だ。
というわけであっと言う間に浸透した。

相撲が国技と言われるようになったのは、その後のことだという。
「相撲は、国技館でやっているのだから、国技なのだ」
という認知のされ方だ。

そういえば絆創膏のことを俺はいつも、
「バンドエイド」
と言うなあ。

ヘッドフォンステレオのことを、ソニー製じゃなくても、
「ウォークマン」
と言ってたっけ。

想像してごらん
国技館なんてないって
やってみれば簡単だよ
足下には土俵がなく
上には空があるだけ

と、イマジン翻訳調で思う。
国技館を国技に変えたいところだが、それは野暮だろうな。