理不尽なるもの

12時近くに起きる。
外はよく晴れていた。
洗濯をする。

3時頃買い物に行く。
曇っていた。
テスコのインスタントラーメンがやたらに安かった。
試しに買ってみる。

帰宅しラーメンを食べる。
うまくはないがまずくもない。

6時前に自転車で三鷹へ。
途中図書館で予約していた本を借りる。
『大系黒澤明』の4巻。

6時半に三鷹到着。
武蔵野芸能劇場にて宇宙キャンパスの芝居見る。

幕末長州の内紛を題材にしたもの。
つまらぬ罪状で一人の志士と下っ端三人が処刑される。

何かに向かって頑張っていた若者が、理不尽な力によって夢をくじかれるというのが、これまで見た宇宙キャンパス作品の基本的パターンだった。
今回もその型の作品であったが<理不尽な力の>理不尽さにリアリティが足りなかったと思う。

処刑に至る顛末は、個人を殺すのは個人ではなく政治機構であるという、動乱期によくある粛正のパターンだった。
つまり憎むべきは政治機構なのだが、そういう観念的な対象に<怒り>や<憎しみ>や<悲しみ>の感情を爆発させる芝居はできない。
一番やりたいのはそれらであるのだろうということは空気でわかる。
だが憎むべき対象が整理されてはいないので、歎き悲しむ理由が不明瞭のまま終わってしまう。

若者の夢が敗れるという物語が、こばちゃんの中に原型として刷り込まれているのかもしれない。
その型を突き詰めるよりは、方向を変えた本を書くのも面白いと思う。

終演後、上岡くん、柳瀬くん、こばちゃん、仲澤さんに挨拶。
お客さんに永野さん、忍くん遊ちゃん夫妻、ヒロキくんが来ていた。

線路下をなるべく走るようにして帰宅。
途中五日市街道沿いのつるかめで、チーかまを3パック大人買いする。
チーかまを腹一杯食べるのが、小学校低学年の頃の夢だったことを突然思い出したのだ。

家に帰り、夢を叶える。