エチュードができる時

昼過ぎ、ところてんを食べる。
さすがにそれだけではエネルギーにならないので、フィッシュバーガーも食べる。
でたらめな食事だと思う。

稽古前にカレーヌードルに卵を入れて食べる。
夕方6時から稽古。
畳敷きの部屋でやる。

昨日、台本のさわりを配った。
今日は、さわりを書き直したものを配った。
冒頭の、自分の長セリが、配るごとに減っていく。

書き始める時の長セリが長くなるのは、これから書こうとしている世界がどういうものなのかを、書いている自分自身に言い聞かせたいためだと思う。
随分前、『ハコブネ』という芝居をやった時も、えらく長いセリフを冒頭に書いた。

台本手持ちで、役の決まった人から少しずつ読み、立ち位置を決めていく。

粕谷さんは、エチュード稽古をいくつかする。
年上に、タメ口をきくという設定で、色々やってみた。
理保さんと百合香さんを加え、女性三名と俺一人で会話をしたところ、三人から罵倒される展開になってしまった。
こういうのは困る。
三人組みの場合は二人が怒っていたら必ず一人はなだめ役に回るなどのルールを決めないと。

エチュード稽古は、座組みによってしたりしなかったりする。
最近の、マグの本公演では、やっていない。

(いいから早く台本を下さい。私が見事に作ってみせますから)

という空気を発する役者さんがいる時は、エチュードをしても白けてしまう。
これはもう、どうしようもない。
無理して「やろう」と言うと、とても馬鹿なことをしたような結果に終わる。

俺はエチュード稽古をとても重視するところで演劇を学んだので、毎公演ごとにエチュード稽古がしたい。
エチュード稽古をしないマグは、むしろ例外だ。

粕谷さんの中の、同世代と接する時のざっくばらんさみたいなものを、今日はかいま見ることができた。
緊張しっぱなしだった顔合わせから二日後の今日で、色々出来たのは、とても良かったと思う。

9時に稽古終了。

夜、またも不眠。
横になり、電気を消すと、眠れなくなってしまう。

スーダンから帰国しているシゲが、そろそろスーダンに戻るというので、劇団漠卒業生で飲もうということになった。
FACEBOK経由でメッセージを受け、知っている漠関係者にメール。
月曜に飲むことに。