チラシ打ち合わせ

6時45分起き。
鮭、おひたし、納豆で朝食。
ぐっすり眠ったはずなのに眠気が残っていた。
7時半過ぎに家を出る。
電車が途中でとまったりしたので、始業時間丁度に仕事先に着いた。

午前中のミーティングで、部内の再編成の話を聞く。
4月からアシスタントなしでデータベース管理をしなければいけないらしい。
できることはやるが、できないことはできないので、忙しさの濃度は結局変わらないだろう。
年度末を過ぎれば仕事も落ち着くはずだし。
ただ、昨年から今年にかけて増えに増えた人員が一気に減るという、その増やし方と減らし方には、非人間的なメカニズムを感じる。
映画「用心棒」で、丑寅と清兵衛が手打ちをしたためにお払い箱になったヤクザを思い出す。
うち一人を西村晃が演じていた。

見たくなってきた。

昼、向かいのビルの地下にある「大阪王将」でランチ。
単品メニューの数が少なかった。
野菜あんかけラーメンを食べた。
味はそれなり。

友人I倉くんの話を思い出した。
いつも我々学生時代の仲間は「王将」に集まりがつがつ食べて飲んでいる。
奥さんはそれを知って、
「王将の餃子買ってきたよ」
とI倉くんに見せた。
ところがそれは「大阪王将」の餃子だった。
「大阪王将は違うんだよね~」
I倉くんは言った。
奥さんは、ぶち切れてしまったという。

これは、I倉くん、見事に地雷を踏んだな。

午後、4月以降どうなるのか、同僚と雑談する。
やめる人の中には、6年くらい働いていた人もいた。
だが年度末はいつもこんな感じだったかもしれない。
去年は管理していたデータベースごと部署が隣に移ったため、同僚のkくんもそちらへ移ってしまった。
数年前アシスタントをしていたWさんも、よそのグループへの移動が決まったのは年度末だった。

気分転換のために外へ出ると、春の匂いがした。
スマホで桜の写真を撮ったが、SDカードを認識せず、内部メモリ不足エラーが発生した。
最近ちょくちょく起きる現象だ。
3年前の夏に買ったSDカードだが、使用頻度は結構高いので、寿命が来たのかもしれない。

チェーホフ「ワーニャ伯父さん」読了。
チェーホフ劇は、人間関係を面白がる読み方が一番いいのかもしれない。

Nexus6の記事を調べる。
新しいAndroidスマホはどうなっているのか、好奇心を満たすためだった。
Y!mobileで最新機種はこれらしい。

Y!mobileがソフトバンクと合併するニュースも知った。
ブランド名は残るらしいが、だったらウィルコムブランドが残った方が良くなかったか?
Y!mobileとはいったい何だったのだろうか。

夕方6時半、国分寺へ。
細田くんとチラシの打ち合わせ。
北口の東側、学芸大へ向かう道の途中、緩い下り坂沿いにある店に入った。
個室が空いていた。
マグ不足公演のフライヤーは毎回写真だ。
チラシを作成しなかったのはVol.3の『テキストファイル』のみ。
今回、どんな写真にしようか考えていたのだが、今日の午前中知恵ちゃんから写真が送られてきた。
贅沢な肉の写真だった。
チラシ打ち合わせの日に偶然そういう写真を送ってくれるのは、いい巡り合わせだ。
しかも写真が良かった。
採用することにした。

食べ物をモチーフにした短編が集まりそうだ。
タイトル『贅沢な肉』は、贅肉のもじりに見えて、案外きれいなタイトルだと思う。

入った店には客が我々しかいなかった。
揚げ物がとても美味しかった。
特に春巻きがうまかった。
中身がジューシーで冷めない。

細田くん、昨年国分寺に引っ越してそろそろ半年だが、今でも府中のなじみの店に飲みに行くという。
自転車で15分ほどらしい。
国分寺は学生時代から慣れ親しんだ町だが、なじみの店はまだ見つけていないとか。
「国分寺に引っ越して、犬の糞を踏んでしまいまして」
買い物帰りだったという。
「府中に十何年住んで一度もなかったのに、越してきて早々。子供の時以来でしたよ」

今の家は「フジランチ」が近いので、ちょくちょく行っているという。
フジランチという名前を聞いただけで、胸がときめく。
俺が大学一年の時にはすでにあり、その頃ですでに十年以上やっている店という感じだった。
国分寺を訪れると、行きたくなる店のひとつだ。
「あかぎ」「宝来」は閉店してしまったが、フジランチはなくならないで欲しい。

北口の西半分は、再開発で大きな更地になっている。
大きいマンションが建つらしい。
今日飲んだ店は東半分ゾーンにあったが、夜の7時台なのに人通りは少なかった。
大学が春休みだからかもしれない。

10時半に店を出る。
人通りはやはり少なかった。

11時過ぎ帰宅。
お腹が妙に張っていた。

冷蔵庫に冷やしてあった、※と麹と酵母から酒粕を取り除いた飲み物を出す。
コーラのペットボトルに入れていたのは、炭酸飲料のボトルは膨張に強いからだ。
二日間でペットボトルはパンパンに膨らんでいた。
底の方に白い酵母が沈殿し、上は透明に近い液体になっていた。
ドレッシングのように分離した状態。
蓋をそっとあけると、ガスが抜ける音がした。
そして、沈殿していた酵母が細かい泡と共に上がってきて、あっという間に全体が混ざった白い液体になってしまった。
お猪口に注いで飲んでみた。
予想していた甘みはなく、辛口のスパークリングワインに似た味だった。
度数がまったくわからないのは、欠点かもしれない。

映画『鬼火』を見直す。
好きなシーンが沢山あることを再確認。