マグ史とは

8時半起き。昨日食べ残したスンドゥブにご飯を足して、雑炊にしたものを食べる。

昼、トーストと目玉焼きとポテトサラダ食べる。
午後、「どん底」見る。
好きな映画だが、初めて観た時は面白さがまったくわからなかった。今から20年以上前だ。
なんで見たのかは覚えてないが、当時オレは映画を見ることがそれほど好きでなかった。でも、演劇人なのに映画を観るのが好きでないというのは、大いに問題があるなという自覚があった。で、「名作」と言われるものを借りてきては、トレーニングのように観ていた。「どん底」もその流れで観たのだと思う。
そうやって見ているうちにいつしか映画を観ることがちっとも苦痛じゃなくなり、むしろ快楽になって現在に至るわけだが、「どん底」の面白さに気づいたのは、2度目に見返した時だったと思う。たぶん2000年の春くらいだ。この日記をアップする半年前。暗黒時代。

撮りだめしていた映画を観るのは、家に引きこもる時だった。あるいは精神的に引きこもる時。そういうパターンが昔はできていた。
「どん底」もそのパターン。たぶん、仕事してない時に、毎日家で4本くらい映画を観ていた頃に、見直したんだと思う。三井弘次の言い回しにしびれたね。

でもこの作品、映画として観ると、人を選ぶようだ。撮り方がまるで舞台中継みたいだし。映画的かというとそうでもない。
ただ、三船俊郎が一番良かったのは、この頃だったんじゃないかと思う。中村鴈治郎を追い出す時の動きの素晴らしさよ。

夕方、馬場で千陽さんと飲む。
精算会から二週間経った。精算会が終わった直後は、精神的に、腐った死体のような状態だった。飲みましょうと連絡したのは、腐乱死体状態の時だったが、予定が伸びて今日になった。今日は腐乱死体ではない。この一週間と少し、心身の養生につとめ、現在はちょっと疲れている程度のレベルまで回復している。
「とらや」に行ったら休みだったので、さかえ通りの鳥貴族に入る。お疲れ様でしたと乾杯し、色々話す。
旗揚げして20年。そのことを宣伝にするのではなく、台本のテーマに盛り込んだらどうなるか。結果、過去20年にあった大変さを、稽古期間中にダイジェスト版で追体験させられるハメになった。
要は、マグの歴史は、そうした大変さの歴史なんだと。にもかかわらず、無理矢理やって来た歴史なんだと。
心底、思い知らされる公演だった。

芝居中、金子ひなのセリフで、運命は思い通りにいかないけれど、思い通りにいかない感じがないと、生きてるっていう気がしない、みたいなセリフがあった。
今、そのセリフが、自分に大きくのしかかっている。それか? それなのかと。

千陽さん、仕事は相変わらず忙しい様子。全国を飛び回っており、昨日まで長崎にいたらしい。
「来週、休暇で屋久島行ってきます」とのこと。羨ましい。旅行なんて4年くらいご無沙汰だ。

10時半まで話す。話す、ということが今回、いかに出来なかったのかも、思い知った。

帰りに「ラーメン盛りまる」で野菜マシ食べる。12時前帰宅。30分くらいボーッとしてから就寝。

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