同じところを走る

8時前に起きる。蕎麦を茹でて、昨日買ってきた掻き揚げをのせて食べる。蕎麦をしっかり湯切りしなかったため、つゆが濁った。食べ終わってから汁を捨て、新しくつゆを丼に入れ、そば湯を足して飲んだ。

本を読んで少しすると眠くなった。横になりうとうとして、12時にまた起きた。ウエルシアへ行き、キャベツもやしとメンマを買った。冷蔵庫にしまっていたホープ軒の生ラーメンを茹で、キャベツもやし、ネギ、メンマ、チャーシューをのせて食べた。スープを濃いめに作ったのだが、薄く感じた。

午後3時過ぎ、走りに行く。近所の坂道のあるブロックをひたすら回った。一周200メートルほどだった。四角形の一辺が急な坂になっているので、いいトレーニングになるんじゃないかと思ったが、同じところをぐるぐる回るのは退屈極まりなかった。そのブロックに好きな女の子が住んでいて、自分の存在を気づいてもらおうとしている内気なオタクの中学生にでもなったような気がした。何週目かでパトカーが目の前を塞いでいる。「きみ、なんでぐるぐる走ってるんだ」とお巡りさんが言う。「僕は、ちびくろサンボとホットケーキが好きな、ただの中学生です」「怪しいな。とりえあず、署まできたまえ」連行されるオレ。窓の外から、眉をひそめた人妻がそれを見ている。「春が近づくと変な人が増えて困るわ」
そんな妄想を抱きながらも、頑張って5キロ走った。体力ではなく、退屈との戦いだった。

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『騎士団長殺し』第1部読了。昨年読んだ時と比べて、冷静に読めた。免色という人物の造形が凝っていて、彼を主軸に物語が展開していくのだと、第1部の時点では思わされる。だが、第2部はさらに別の展開となる。免色の物語に決着をつける意味で、第3部があると、去年の時点では思ったのだが。再読でその予想は変わるだろうか? ともあれ、第2部にとりかかる。

11時過ぎ就寝。