レキシライブ横アリ

かなり深く眠っていたようだ。起きたのは8時半だった。
朝食に焼き芋を食べ、ブログ更新をし、録画した「いだてん」と「たいむとんねる」を見た。
「いだてん」は勘九郎の体がかっこいい。「たいむとんねる」はささるカラオケ第三弾だった。ミッツの選曲が「また逢う日まで」で、ささるとはこういうことだと喝破するのがかっこ良かった。

2時に家を出る。新宿で整体。ちょくちょく行くが昼は珍しい。筋をゴリゴリされる。

5時に新横浜へ。レキシの横浜アリーナライブに参戦。開場には早かったのですき家で牛丼を食べた。
稲穂を持っているファンが結構いた。初参戦なのでもちろん持たないが気にしなかった。始まるまで席に座りじっとしていた。妙に眠かった。

6時半開演。

歌の途中で思いついたことをぺらぺら喋ったり、違う曲を歌ったり、武富士ダンスの曲で遊んだり、池ちゃんの縦横無尽のトークに大笑いした。アンコールには三浦大知が登場。「GOEMON feat. ビッグ門左衛門」が実現し、盛り上がりはピークに達した。
喋りが面白いのだが、曲がとにかく素晴らしかった。80年代洋楽ロック風、バラード、ファンクと多彩で、米米CLUBの全盛期を思わせた。流されるビデオは日本昔ばなしのパロディで、下らなくて最高だった。エンディングの「にんげんていいな」で爆笑し、その曲がいつの間に「USA」に変わるところでさらに爆笑した。

3時間のライブは濃かった。これは、リピーター増えるはずだ。また行かねばならない。

11時帰宅。

丸谷才一『笹まくら』読了。
かつての徴兵忌避者浜田は、戦争中杉浦という名を名乗り、徴兵忌避者として香具師に身をやつし、日本中を放浪する。旅の途中、砂絵師と知り合い、砂絵を覚え、家出娘と関係を持ち、戦争が終わるまでその実家に身を潜める。戦争が終わると二人の関係も終わり、杉浦は浜田に戻り実家に帰るが、母は自殺していた。戦後、知人のつてで大学の事務員の職を得て、若い妻をめとるが、追われる者ではなくなったのに平和な日本は浜田にとって生きやすいわけではない。戦後二十年経ち、彼は高岡に左遷されそうになるのだが、その原因は徴兵忌避の過去があることだった。
大変面白かった。特に、左遷を告げられてからの浜田の意識変化が面白かった。まるで、まだ日本社会には、忌避し戦うべきものがあることに気づくような変化だった。