唐揚げ用

朝昼晩、すべて食事は一汁一菜だった。
天気が不安定で、急に大雨が降ったりした。

昨日アーロンチェアが届いたので、ネットで調整のしかたを調べつつ、傾きとか色々いじるが、しょせんは椅子だ。座ること以外何もできない。過剰な期待、たとえば、仕事の効率や集中力が上がるなどの期待はしない。

それでも、PCデスクの前に座る時間は長くなった。ついでに、過去、保存用としてDVDに焼いていたデータをハードディスクに移す作業をした。

14年くらい前、ハードディスクの容量はまだ160GBだったので、DVD-Rはデータ保存メディアとしては最も安価で使い勝手が良かった。当時、ショップ99に行くと、100円でメディアが変えたので、容量を食う動画や音声データをDVD-Rに移し、ハードディスクの容量を節約した。

しかし、DVD-Rは経年劣化があった。ある程度時間が経つとデータの読み取りができなくなった。保存用なのにそれじゃ困る。

で、読み取れなくなることを恐れ、なるべく品質の良い製品を買ったり、あるいはハードディスクドライブを増設してデータ保管用にしたりしてきた。ハードディスクの容量は2010年代以降からテラバイトを軽く超えるようになったので、DVD-Rに焼くことで容量節約になるという感じではなくなった。

今日は、DVDに保存しておいたたくさんの演劇動画コンテンツをハードディスクに移した。データとして保存してあるので、DVDデッキで再生はできない。
しかし、読み取れなくなっているデータもあった。
実は、メディアのせいだけとは言えない。ドライブを変えたら読み込めたりする。過去、そういうことがよくあったので、読めなくなったからといって捨てるのは早計なのだ。ただ問題は、そうやって保存したメディアの役割を忘れてしまい、何年か経ってから「えーと、なんだったかなこのDVDは?」と、作業をやり直すことになってしまうことだ。

午後、データコピー作業をちまちまとやった。

夜、キャンディーズの動画をはしごする。
もともとファンなので、大量のデータを持っている。昼の作業でそういうのが出てきた。

80年代から90年代にかけておよそ20年の間、キャンディーズは忘れられた存在だった。2000年代になってもそれは変わらなかった。

風向きが変わってきたのは2000年代半ば、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」がDVD化され、Youtubeサービスが開始されたあたりからだった。キャンディーズの魅力は歌だけではなく、コントを一生懸命やっている姿にあったし、動くキャンディーズを追体験できる環境が整い、ハートに火がついた元ファンや、後追いファンの増加につながった。

そういえば、森三中がCMでキャンディーズのコスプレをしたこともあった。その頃には元ファン世代以外にもキャンディーズの存在は知られるようになっていた。
おれがキャンディーズファンであることを知っている人が、CMの森三中をどう思うかと聞いてきた。おれはCMの画像を見て答えた。
「唐揚げにするなら森三中がいいね」