「大都会」のオープニング

7時半起き。

朝飯に牡蠣フライ定食を作って食べた。昨夜の残り物がそのまま定食になった。

今日は一日、暇だった。ほとんどやることがなかった。

昼、「ままや」で牛トマトスープとライス食べる。この店は「お昼ご飯」を出してくれる店だなあといつも思う。家庭的で、清潔だ。

『占星術殺人事件』読む。やっと依頼者的な人物が出てきて、面白くなってきた。すでに200ページを超えた。罠にはめられた元探偵課係長の告白まで。

午後、考え事ばかりする。旅に行きたいが、マラソンがあるので遠出は無理だなあとか、ならば一泊してのんびりする温泉旅行でも行こうかとか、いっと熱海にしようかとか、せっかくだからもっと鄙びたところがいいなとか、多摩川の源流あたりはどうだろうとか。
どこも決め手に欠けた。
行くとすれば来年の5日くらいか。6日まで休みなので、5日に出かけて、ゆっくりして、6日に帰るのだ。

あんまり遠いと疲れるし、近場では特に行きたいところはないし。どうしたものか。
どうせ近いとこなら、国分寺にしようか。千成ホテルで泊まって、「たんたん」で夕食を食べようか。

夕方、中野富士見町のダイソーに寄り、追加のフォトフレームと光沢紙を買った。ここのダイソーは昨年5月にオープンしたらしい。毎日すぐ近くを自転車で通っていたのにまったく知らなかった。

6時40分帰宅。

チキン南蛮を作る。
油を1センチちょっとの深さになるくらい鍋に注ぎ、鶏もも肉の表と裏を3分ずつ揚げるレシピを見つけたのでその通りやったが、中心部分が生だった。悪態をつき、鶏肉をフライパンに移し、蒸し焼きにして火を通した。
揚がった鶏に甘酢をかけ、浸してから別皿に移し、タルタルソースをのせて完成したが、見た目が今一美味しくなさそうだった。全体の色味が茶色っぽかった。タルタルソースにパセリが散らしてあればよかったのだが。
でも味は抜群だった。甘酢とタルタルソースの組み合わせは好みのものだった。チキンは、揚げた方が甘酢の絡みがよいのだろうが、小麦粉を全体にはたいてから蒸し焼きにするだけのものの方が、肉自体は旨いのではないかと思った。

「大都会 闘いの日々」の第一話冒頭部分を少しだけ見た。のちに「西部警察」へとつながる石原プロ刑事ドラマシリーズの第一作目。脚本は倉本聰。
オープニング前、新人記者がサツ周りの記者室を訪ねる。新人は神田正輝で、肌がツヤツヤ。新人は先輩記者を探している。競馬新聞を読んでいる男に、その人はいないかと聞く。それはオレだと、男は新聞から顔を出す。演じるのは石原裕次郎。オレのあだ名は「バク」だと男は言い、こう付け足す。「博打のバクだ」オープニングのギターが鳴り、向こうから歩いてくる渡哲也と、背を向けて向こうに歩いて行く裕次郎が、すれ違いざまに向き合う。ストップモーションとタイトルバック。

かっこいい。
この頃の、テレビ局ではなく製作会社が撮ったドラマは、映画会社育ちのスタッフがたくさんいたのだろうか、画面の作り方が実にうまい。
あと、裕ちゃんも、「太陽にほえろ」や「西部警察」の芝居とは違って、軽妙な味を出している。
レギュラー陣に宍戸錠や佐藤慶がいるのがまたイイし、篠ヒロコの不幸な女オーラが色っぽく、坂井の鉄ちゃんと不倫略奪結構する前の仁科明子は若くてかわいい。ただ走り方が変。音がドタドタッとしそうに見えた。