久しぶりにノアのことを思い出す

8時半に家を出る。折りたたみ傘を持って出たらすぐに雨が降ってきた。

9時半からオフィスで仕事。別システムの定期ログインをし、エクセルのツール作りを進め、チームミーティングに参加した。

エクセルの新ツール作成だけやればいい状態だったのだが、昨日急にどさん子ツールや、次の方どうぞツールの依頼がきて、見かけ上『手一杯』になってしまった。リーダーからは、もし大変そうならリスケ依頼をすると言ってもらえたが、それは必要ないだろう。

昼、『すき家』で、にんにくの芽の牛丼食べる。外は天気が不安定で、どこかに食べに行くと雨に見舞われそうだったので、手近なところで済ませた。しかし、なぜか『すき家』は好きになれない。まずくはないのに。

午後、作業はわりと進み、全体の7割くらいまで到達した。その旨をメールすると、隣席のU次郎さんから「70パーセントまで行ったんですか?」と聞かれた。

夕方、雨は降っていなかったので、傘を差さずに帰宅。

夜、Youtubeでシーバス釣り関連の動画を見る。旧江戸川ではマゴチがよく釣れているらしい。去年まではほとんど釣果をきかなかった魚だ。

プロレスリング・ノアの、2002年の映像を見た。高山大森のノーフィアー組に秋山がマイクで挑発するものだった。

秋山は大森に「お前の大好きな高山はな、新しいパートナーを見つけて、お前なんかもういらないんだよ」と、辛辣なことを言うのだが、声は荒げることなく、聞き取りやすい調子で、非常に効果的な挑発になっていた。

試合は、その秋山にまず高山が襲いかかるという展開ではじまり、ノーフィアー組は二人がかりで秋山を攻撃する。秋山はやられっぱなしなのだが、意図してやられっぱなしになっているなあとわかる感じだった。そのうち、大森が高山を攻撃し、仲間割れしたあとマイクを持ち、何か言うかとおもったら、「あばよ」のひと言でリングを去った。

大森さんは、スイミングEyeと揶揄されたような人だから、マイクアピールが下手なのはしかたない。しかし、試合後の高山インタビューもまた大森に対して辛辣だった。結局、秋山と高山のプロレス脳の高さをまざまざと見せつけられる試合で、わずか7分の動画なのに大満足した。

そして思った。ノアって、小橋の絶対王者時代の少し前、秋山がこうやってかき回していた時代がもっとも面白かったんじゃなかろうか? 新日に乗り込んで永田と戦ったり、G1に出たり、当時の秋山は本当にかっこ良かった。秋山がかき回し役をやれたのは、三沢、田上と、フリーで高山がおり、小橋が本調子じゃなくても選手層が盤石だったからだ。

当時のノアは、頭がいいレスラーがいる団体だったから、面白かったのだともいえる。マイクアピールは、そういうのが一気にばれる。三沢さんは滅多にしなかったけど、たまにする時は印象深いことを言ったから、レスラー脳は全然悪くなかった。小橋さんは天然で迷いがないのが良かった。

あの頃のノアは良かったなあ。