牡蠣食べ放題の儀

朝3時半、目覚ましで起きた。案外目覚めが良かった。

着替え、LUUPで新宿に向かった。

4時44分の山の手線始発で池袋へ。いったん改札を出て、券売機でSuicaグリーン券を買い、埼京線で赤羽へ。

赤羽で改札を出て、西口のファミマへ。ATMが、使いたいタイプのものではなかったので、東口に移動し、別のファミマで現金を引き出し、納豆巻きと卵サンドイッチとコーヒーを買った。

赤羽から上野東京ラインで宇都宮へ。グリーン車でセーターを編む。

宇都宮から黒磯、黒磯から新白河へ、普通を乗り継いだ。

黒磯を出てしばらくして、電車が一瞬ガクンと揺れ、緊急停止装置が働いて車両は止まった。運転手が車両と線路を調べにいった。およそ10分後に車内放送があった。置き石による揺れだったらしい。ばかやろう。死んだらどうすんだ。

新白河から郡山、郡山から福島、福島から白石、白石から仙台と、淡々と普通を乗り継いだ。途中、昨夜寝たりなかった分の睡眠時間を補充し、時々、小林秀雄『Xへの手紙・私小説論』を読んだ。文章が頭に全然入ってこず、気がつくと同じ部分を何度も読み返していた。

仙台で仙石東北ラインの快速に乗り換え、高城町へ。千石線に乗り換え、仙台方面に一駅戻り、松島海岸で降りた。この駅に来たということは、昨年同様、牡蠣を食べに来たというわけである。

迷わず『松島焼かきハウス』に向かう。昨年来た時は平日だったので空いていたが、今日は日曜なので観光客が多かった。

10分ほどで店に着いた。小屋の外にあるテーブルには先客が結構いた。単品で料理を頼む人は外のテーブルに案内され、食べ放題の人は小屋の中にある鉄板テーブルに座るシステムだった。外の客の方が多く、中には家族客ひと組しかいなかった。

あいたテーブルに、男性三人組と相席で座った。缶ビールを一緒に頼んだが、牡蠣を食べ始めてすぐ、ビールどころじゃないと判断し、焼き牡蠣の殻をあける作業に集中した。一人で食べた去年と違い、生牡蠣の補充が二回あった。焼けるのを待っている時間もあったため、食べた量は昨年ほどではなかった。それでも50個以上は食べた。

食べ終わってすぐ駅に向かった。時刻は14時だった。14時11分の千石線に乗りたかったので、途中から小走りになった。

駅に着き、階段を駆け上がったが、電車は隣のホームに停まっていた。思わず「そっちかよ!」と、ファッキン悪態をつくと、止まっている電車の車掌がちらっとこっちを見た。

階段を駆け下り、二段飛ばしで向かいのホームに駆け上がると、車掌が発車を待ってくれていた。無言で乗ったが、彼にサンキューサインでも送っておくべきだったと、あとで思った。アリガトシャショサン。

仙台から、行きと同じ普通を逆に乗り継いだ。仙台と福島は案外近いのだなと思った。地図で見ると、山形、仙台、福島が、逆にした正三角形の頂点みたいな位置にあるのがわかる。

福島で乗り換える時、8歳の夏に、父の郷里である秋田県能代市へ行った時のことを思い出した。臨時特別急行のつばさ号に乗ったのだが、当時建設中だった東北新幹線の線路をあちこちで見た。福島駅でもそれを見た。福島駅から先、つばさ号は奥羽本線を走った。山形県の、たぶん奥羽山脈に沿って走るあたりで雨が降ってきた。上野から東能代まで9時間くらいかかった。着いたのは夜だった。

夜8時前、宇都宮駅で降りた。ここまで来れば終電まで時間があった。浮いた時間を使って宇都宮餃子を食べようと思った。

『宇都宮餃子会館』で3種のセットを食べ、ウーロンハイを飲んだ。旨かったが、餃子は味の種類を増やさず、飽きない味を追求してくれた方がいいと思った。餃子師としては、そういうのを100個くらい食いながら、赤星とかを3本くらい飲みたいわけである。

宇都宮から赤羽まで上野東京ライン。グリーン車で編み物をする。昨日と今日で結構進んだ。

阿佐ヶ谷まで行き、駅の西にあるローソンでハイボールと缶サワーを買い、近くのポートからLUUPで11時半帰宅。

ハイボールとサワーを飲み、2時半就寝。