『神聖ローマ帝国』読了

また8時起き。

『シシリー島』『笛吹き奴』を練習してから稽古場へ。『笛吹き奴』を仕上げなくてはいけないのだが、まだアラが多すぎる。ペダルが雑。『シシリー島』は、一応、師の前で最後までいったが、これもまだまだ。

稽古場近くの、住んでいる人がいなさそうなアパート入り口に、ひまわりが2メートル以上の大きさに育っていた。

9時半から仕事。どさん子ツールの中身を見るくらいしかやることはなかった。

昼、『成都』まで走っていき、ラーメンと五目チャーハンを食べた。土曜日以来四日ぶりのランニングだった。食べ終わってから、住宅地を北から西へぐるっと回るように走って帰宅。5キロ。歩いても平気だが、走ると右足ふくらはぎの筋肉が突っ張った。リハビリだと割り切って、ゆっくりと走った。

午後、どさん子ツールのクライアントに、依頼を受領したことなどをメールで返信した。夕方のミーティングで、エクセルツールを使った発表会が終わったという報告を聞き、お礼を言われた。

夜、先日静岡の川根温泉で買ってきた大豆を水に漬ける。明日、味噌仕込みをする予定。半年に一回ペースで仕込んできたのだが、昨年からペースがずれ込んできた。今の時期に仕込んだら、次回の仕込みは来年3月になるだろうか。

講談社新書の『神聖ローマ帝国』読了。

神聖ローマ帝国は、中世ヨーロッパを学ぶ時に、ミッシングリンクとなりがちである。歴史の本を読む時に、『12世紀のヨーロッパ』などというタイトルで地図が挿入されていることがよくあるが、神聖ローマ帝国の版図は広く、見た目だけではなかなかの大国に見える。

しかし、歴史の教科書を読んでも、いつ建国され、いつ最盛期を迎えたなどという、国家としての記述に乏しい。だから、今ひとつわからない。

そうした疑問のいくつかが、この本を読んで氷解した。そもそも、国家の体をなしていなかったわけだ。

三十年戦争の簡潔な記述が極めてわかりやすかった。この戦争でもって、ヨーロッパは完全に近世体制に移行するのだが、してみると、神聖ローマ帝国とは、もっとも中世っぽい国家だったのだろうか?

11時過ぎ就寝。