感動リミッター制御機構

朝7時起き。

「珊瑚」の、一番難しいところを練習する。なんとか通したが、開通したトンネルは極めて細く、スムーズに通行するには程遠い。

稽古場にて、開通したトンネルの一番細いところを太くする練習をし、「水泡」は、トンネル内で渋滞する場所をつきとめ、道幅を太くする。

昼、ご飯、さばの塩焼き、味噌汁。

午後、4月に依頼があった案件の処理について、ヨネトシ氏から電話。金曜にオフィスで直接説明することになった。ヨネ氏、テンションが高かった。

夜、ハードディスクの復旧業者から電話。先日持ち込んだ業者とは別のところ。いったん預かってもらい、見積もり次第でお願いすることにした。10万くらいまでだったら復旧も考えるが、どうなることか。

『天空の城ラピュタ』を見た。初めの部分を何気なく再生したら止められなくなり、結局最後まで見てしまった。

前半、パズーがシータを要塞から救い出す場面で、ティッシュを何枚も消費するほど泣けたのに、ラスト、ドーラ一家と再会しエンディングが流れる場面では、なぜか、ほとんど何も感じなかった。昔はこのラストシーンを見るたび、エモさに胸が締め付けられたものなのに。

今の自分は、泣ける要素がある一定のレベルを超えると、防衛機制が働いて何も感じなくなってしまうのではないか?

涙もろくなったことを自覚しつつ、感動リミッターも意識したので、ついでに『千と千尋の神隠し』をざざっと見た。千尋がおにぎりを食べて泣く場面で泣き、ハクの名前を想い出す場面で泣いた。この映画は、リミッター制御が働く場面はなさそうだった。

『風立ちぬ』もざざっと見たが、この映画でリミッターを気にするのはラストだ。エンディングに「ひこうき雲」なんか使いやがって。ずるすぎる。