さんまの季節も終わりに近づく

 「グインサーガ」92巻読了。
 ここ数年、2ヶ月に1巻のペースで刊行されている。
 93巻は12月に発売だという。
 来年の暮れか再来年の早い月には100巻に到達することだろう。
 しかし現在の展開から考えて、100巻までに物語が収束するとは思えない。
 いつまで続くのだろう。

 とてつもなく長い物語が昔は好きだった。
 しかし長い年月に渡って書かれた物語はどうしても時間の影響を受けてしまう。
 書き始めた頃には20代だった作者が、40代になっても同じ情熱で同じ作品を書きついでいくのは難しいだろう。
 物語の中で流れる時間が現実よりも遅ければなおのことだ。

 「グインサーガ」の場合、初期の客観的描写が失われ、作者の主観が登場人物の口で語られるようになってしまった。
 結果として物語の展開をはしゃぎながら見守る作者の存在が見えてきてしまい、読者はしらけることになる。

 浅草橋で封筒を買い、プリンタで印刷をした。
 300枚印刷するのに3時間かかった。

 さんまの季節もそろそろ終わりが近づいているためか、一匹の値段が78円に下がっていた。
 2匹買い、1匹は塩焼きにする。
 もう1匹は蒲焼にするため3枚におろした。
 引火しそうなくらい脂がのっていた。