阪神終戦

 セリーグ、巨人阪神戦。
 テレビで見る。

 9月から10月にかけ、驚異的な勝率を記録してきた阪神タイガース。
 1位中日とのゲーム差は確実に詰まってきた。
 しかし、残り試合数の多さを考えると、どう考えても中日に分がある。

 昨日は中日が横浜に負け、阪神は巨人に勝った。
 ゲーム差は2.0だ。
 もしも今日阪神が勝ち中日が負ければ、1.0に縮まる。

 自分としては、中日に優勝して欲しい。
 阪神はすでに、優勝するチームが勝つべき試合を沢山落としている。
 ナゴヤドームの連敗など。

 しかし、塁に走者をためても、それを返すことができなかった。
 代打今岡がライトフライに打ち取られ、 試合は延長に突入した。
 10回の表、藤川に替わって投げた久保田が連打を浴び、4点を失った。
 結果、5対1で巨人の勝利となった。

 中日は横浜に勝ち、ゲーム差は再び3と広がった。
 さすがにもう阪神の優勝はないだろう。
 しかしよくここまで頑張ったと思う。
 本当に強いチームになった。

 『ビートルズ ラブ・ユー・メイク』再読。
 先日読んだ『ビートルズ派手にやれ!』は、著者のアラン・ウイリアムズが金持ちになり損なった悔しさを隠そうとしないところがかえって潔かった。
 『ラブ・ユー・メイク』の著者であるピーター・ブラウンはその逆で、本に登場する自分にいい格好をさせている印象がある。
 そのくせ、ビートルズの4人やブライアン・エプスタインの醜聞は突き放すような冷たさで書いているから、内容は非常に面白いのだけど、下司な人間が書いている本だなあと思いながら読んでしまった。

 そういえばジョージョ・ハリソンはこの著書が出た頃のインタビューで、
 「あれはないよ」
 と言っていた。
 この本を出版したことでピーター・ブラウンはビートルズから絶縁されたのではないだろうか。
 それをされても不思議ではない内容だ。