『六月の魔女』精算も済み、今日からひとり芝居の稽古に邁進しないといけないのだが、心の線が切れてしまった。
舞台をどうするかとか、台本構成をどうするかなどのアイディアが、まったく思いつかない。
結局、一日中家にいて、鬱々として過ごした。
食事を作る気もせず、さつま揚げをそのままかじったり、サッポロ一番に焼豚をたくさん乗せて食べたりした。
経験上、こういうことはよくある、ではなく、必ずあるのだが、わかっていても心理的にしんどい。
どんよりとした雲が通り過ぎるまで、身を伏せて体力の回復に努めるのが一番いいが、ついあれこれやりたくなってしまう。
そして、あれこれやっても、うまくいかず、途中で飽きてしまう。
やはり、大人しくしておいた方がいいのだ。