舞台美術グループ展

 R.ゴダード『リオノーラの肖像』読了。
 謎解きではなく、謎が明らかになっていくのを少しずつ知らされるというスタイル。
 現在のこれこれこういう状況は、過去にこれこれこういうことがあったから。
 過去のこれこれこういうことは、そのまた過去の…

 他に『朝日記の奇跡』『ガラスの遊園地』『起床術』読了。
 『朝日記の奇跡』は、一日の終わりではなく始まりに日記をつけることを勧めた本。
 過去を肯定的に書き、ついでに翌日の予定も書いておくと、いいことがありますよ、毎日が充実しますよ、ということ。
 『起床術』は期待はずれ。別にというほどのことはなかった。

 夜8時、駒場アゴラ劇場へ。
 ロビーにて先月末から、舞台美術集団突貫屋のグループ展が開かれており、それを見に行く。
 劇場では青年団の公演が行われていたが、こちらには開演に間に合わず。

 いつもお世話になっている美術の松本さんの展示を見る。
 『ファミリーアフェア』の写真があった。
 舞台美術の写真を美術家12人分一気に見るという経験は、なかなかできることではない。
 ブースを一つ一つ見ていくと、空間の切り取り方や考え方、舞台美術とはなにかという哲学を含んだが、見ている人の中に示されるようになっている。
 小一時間ほどかけて見る。

 久我山から歩いて帰宅。9時過ぎ。
 一休みしてから久しぶりにジョギングをする。
 9月30日以来だから、およそ2ヶ月ぶり。
 西荻窪駅から早稲田通りまで走り、環八から荻窪まで走るコース。せいぜい5キロ。
 寒いので膝を痛めないよう注意してゆっくりめに走った。

 ジョギング帰りにBook-Offでフォトリーディングの本を買う。
 速読とは違うというところに興味があった。
 うちに帰り早速読む。
 フォトリーディングとはすなわち、文字が書かれているページを絵として右脳に映し出すやり方で、文字ではなく模様ページとして見る。
 だから、ページをめくっているうちは、文字が頭に入ってこず、読んでいる感じはしない。
 だが、潜在意識には文字情報は絶えず送られていて、本を再びめくりキーワードを抜き出す時などに、すでに頭にある情報と照合され、キーワードが頭に入ってきやすくなっているそうだ。
 キーワードを紙に書き出す作業というのに、若干の面倒さを感じるが、トレーニング中はそうした方がいいのだろう。
 試す価値はあるとみた。