怒りの夢、釣り、猟

夢を見た。男がいて、ピザの配達個数を誤魔化したとか、よくわからないが、何かセコいことをやろうとしていた。腹が立ち、大声で怒鳴った。
自分の怒鳴り声で目が覚めた。夢だったんだと思い、結構大きな声を出したことで、まずいと思った。外がまだ暗かったからだ。隣人はどう思うだろう?

まあいい、変人と思われたって、どうせつき合いはない。隣人も、夫婦だかなんだかで、中年二人で暮らしているのだが、男の方がしょっちゅうガタガタと窓を蹴る音をさせていて、時々妙なうなり声をあげている。

二十代のはじめ、大学生だった時に、怖い夢を見て絶叫したことがあった。どこかの美術館にいて、観音開きの入り口から展示スペースに入った。円形の部屋で、向かいの壁面には高さ3メートルくらいのところに絵が掛けられていた。空を飛んでいる人物を描いた作品だった。突然、背後の扉が閉じ、部屋の中が暗くなった。そして、絵の中の人物が、絵から離れて空中に浮かび、自分の方に近づいてきた。目が光った。これは邪悪なものだと思った。日本シリーズ第7戦の逆転サヨナラホームランを見た直後みたいな声で絶叫して目が覚めた。

今日の夢は怖いものではなかった。怒りに直結したものだった。あの男は誰だったのだろう。知り合いではないし、顔も形も思い出せない。

朝食に、セブンでグラタンを買って食べた。

昨日飲んだ時、釣りの話をした。10月はシーズンのはずなのに、まだ一匹も釣れていないとこぼすと、まだ4日間残っているし、来年に持ち越さない方がいいと、ナベさん森さんに言われた。自分でもそう思った。
今日の潮位を調べると、午後6時過ぎが満潮時刻となっていた。3時過ぎ頃から釣り始めれば、良い時合いにぶつかるかもしれないと思った。

11時半に家を出た。図書館で予約した本を借りてから中野に向かった。南口の自転車置き場へ行こうとするが、記憶にある駐輪場の場所はビルの建築現場になっていた。
北口に移動する。一昨年マグ不足で利用した、サンプラザの裏にあるだだっ広い駐輪場に自転車を止めた。日差しがけっこう強くて汗をかいた。ベストを着てこなければ良かったと思った。

中野から西葛西は電車一本で行ける。たぶん新高円寺から地下鉄を乗り継いで行くより20分は早いはずだ。

車内で『一九三四年冬 乱歩』読む。大正時代の雰囲気がほのかに残る時代を背景に、こぢんまりとして粋なホテルに自ら缶詰めになった江戸川乱歩を描いている。乱歩の心理描写が小市民的で面白い。

1時に実家へ。釣りをしに来たというと父が苦笑していた。3時までコーヒーを飲んだりして時間をつぶしてから旧江戸川へ。

東西線の鉄橋近くで始め、下流に向かって歩きながら釣りをした。置き竿で釣りをしている人がいた。ルアー釣りをしている人もいたが、混んでいるというほどではなかった。送電線より下流に比べると、二軍のポイントなのだろう。ボイルはなかった。
魚がいないところに投げても仕方ないので、投げては歩きを繰り返したが、日没まで続けてアタリはまったくなかった。
なにか根本的にやり方を間違えているのだと思う。そもそも人がいないところで始めるのが間違っている。わざわざ釣れないポイントで始めているようなものだ。
しかし、まめに通ったおかげか、キャスティングはかなりマシになってきた。精度は低いが、アホみたいに近くの水面にドボンなんてことはなくなってきた。次に行く時は別のポイントにお邪魔してみよう。

6時帰宅。夕食に鮭のホイル焼きを食べた。

広島とソフトバンクの日本シリーズを少し見て、広島が5点入れてから実家を出た。
9時20分帰宅。自転車の時間を含め、かかった時間はほぼ1時間だった。

Amazon Primeの「カリギュラ」を見た。東野幸司が、カラスの肉をむしり、内臓を掻き出し、食肉にする処理をしていた。グロいとか怖いとかいうリアクションも、命を食べるのだという気負う感じもなく、ただただ淡々とやり、そうしてできたカラス肉の料理を、うまいうまいと言って食べていた。
テレビ的に映える「人の心」のわざとらしさが嫌で、テレビを見ない人はたくさんいる。東野幸司は、そういうわざとらしさに対して、正直に冷めた反応をするから、人の心がないとか言われる。だが、例えば「カリギュラ」のカラス肉の企画で、地上波的な、人の心的なリアクションを入れたら、それはたいそうつまらなかったことだろう。カラス猟のハンターにも失礼だったろう。
カッコイイと思った。

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